間遠い

全て 形容詞
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  • 結婚けつこん当初はそうでもなかったが、子供が出来るに従って、間遠くなった。 平岩弓枝『ちっちゃなかみさん』より引用
  • しかし間遠く鳴く波の音ばかりで足音らしいものは聞えなかつた。 田中貢太郎『海異志』より引用
  • その数も少しずつ間遠くなって、このごろは週に二回も抱きあっているのかしら。 阿刀田高『時のカフェテラス』より引用
  • 昼間遠く歩いた日には九時ともなると睡気ねむけが訪れた。 渡辺淳一『花埋み』より引用
  • きっとあのひとは一ヵ月に一度は書いているのでしょうが、こちらへ着く分が間遠くなるのでしょう。 宮本百合子『獄中への手紙』より引用
  • 家の外の道路を走る自動車もしだいに間遠くなりはじめた。 光瀬龍『作戦NACL』より引用
  • 窓の外、左手の闇間遠くから、コツコツという音が聞こえてくる。 かんべむさし『建売住宅温泉峡』より引用
  • 会うことも次第に間遠くなり、中彦も四年生になって就職や論文の準備で忙しい。 阿刀田高『ぬり絵の旅』より引用
  • ジョスラン2世はこの間遠くテル・バーシルにとどまったままであった。
  • 光の輪はしだいにまたたきが間遠くなり、回転が遅くなってきた。 三瀬龍『宇宙のツァラトゥストラ』より引用
  • あれは三年の間遠い所にいた。 森鴎外訳『諸国物語(上)』より引用
  • あれは三年の間遠い所にゐた。 レニエ・アンリ・ド『復讐』より引用
  • 土屋も何度か金を工面し神戸まで会いに行くがやがて間遠くなり、久しぶりに大阪で再会する。
  • 続いていた電話がだんだん間遠くなり、もうかかってこないかも、と考えると、寂しさが体を絞り上げた。 宇佐美游『調子のいい女』より引用
  • しかし、二学期が始まると、電話がかかることも、かけることも間遠くなって、あまり好きではなくなったことに気がついた。 坂東眞砂子『13のエロチカ』より引用
  • ただ、稲妻のひらめく度に、波の逆立さかだった水面が、一瞬間遠くまで見渡された。 芥川竜之介『素戔嗚尊』より引用
  • 最も合理的科学的に行われる近代戦においても、銃砲撃戦が長く続くと、何の命令もないのに敵味方とも間遠くなり、示し合わせたように休止してしまう。 池宮彰一郎『四十七人の刺客(下)』より引用
  • そう思うことさえ間遠くなった。 阿刀田高『箱の中』より引用
  • 父の呼吸は間遠くなった。 三浦哲郎『忍ぶ川 他』より引用
  • 一度も雪夫のことを問わない克彦の親たちを思うと、明子は克彦を訪ねることさえ、ときに間遠くなることがあった。 三浦綾子『病めるときも』より引用