間に在る

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  • どちらでもありどちらでもない表情で精霊と人間の間に在る者は身を震わせた。 榊一郎『神曲奏界ポリフォニカ 第2話』より引用
  • 三姓葛邏禄は東西突厥間に在って、常に趨勢を眺めて附叛を繰り返した。
  • 私はここで又ここらしい激しい波浪の間に在るのです。 宮本百合子『獄中への手紙』より引用
  • つまり老中と将軍の間に在っていろいろな働きをする。 五味康祐『十二人の剣豪』より引用
  • が、彼は、相当の距離が二人の間に在るのを知ると、またずんずん前進し始めた。 宮本百合子『古き小画』より引用
  • 永遠に解け合う事の無い宿命が、私とあいつとの間に在るのだ。 太宰治『駈込み訴え』より引用
  • 桜若葉の間に在るのは、 切つても切れない むかしなじみのきれいな空だ。 高村光太郎『智恵子の半生』より引用
  • 翁の家の門はまきの生垣の間に在る、小さな土壁の屋形門であった。 夢野久作『梅津只円翁伝』より引用
  • 阪神淡路大震災の際には、阪神間に在る諸教会が甚大な被害を受けた。
  • 辛苦しんくあひだだけ去年きよねんからでは程大人ほどおとなびて勘次かんじたすけるかれない。 長塚節『土』より引用
  • グジャラート州とマハラシュトラ州の間に在り、アラビア海に面している。
  • 此より我は半醒半睡の間に在ること幾日なるを知らず。 森鴎外『即興詩人』より引用
  • 石神いしがみと云ふ山は附馬牛と達曽部との間に在りて、その高さ前の二つよりも劣れり。 柳田国男『遠野物語』より引用
  • 指導してのないために乱読せざるを得なかった十三歳のゴーリキイが、現実と文学との間に在るこの微妙な一点に観察を向け得たという事実は、注目すべきことであると思う。 宮本百合子『マクシム・ゴーリキイの伝記』より引用
  • 私はその時、如何に多くの努力すべきものが私達の間に在るかを思って涙ぐまるる心持がした。 豊島与志雄『運命のままに』より引用
  • 人と人との間に在り得る理解というもの、ましてやそれが種々様々の昨日と今日との歴史をこめて生きている男と女との間に在り得る理解というものは、実に私たちが成長しつつ生きてゆくことを可能にするいくつかの社会感覚の柱の中の、最も重大な一本であると思う。 宮本百合子『結婚論の性格』より引用
  • 以前南日君の一行が泊った場所も此処だそうだ、最高点と其南の峰との間に在るカールに面している。 木暮理太郎『黒部川奥の山旅』より引用
  • この種の美しさは、この国の人々の間に在っては余りにもまれなので、子路のこの傾向けいこうは、孔子以外の誰からも徳としては認められない。 中島敦『弟子』より引用
  • 人事と天數との間に在るが如き人壽といふものは、勿論重要の位置に在るものである。 幸田露伴『努力論』より引用
  • 最高峰と三角点ある峰との間に在る西側の谷には、遥か下に池らしい窪があって雪に埋もれていた。 木暮理太郎『黒部川奥の山旅』より引用
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