間々あります

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  • あなたは昨晩私に会おうとしませんでしたね、あなたの心の奥底まで見て取ったことなど一度もないんだというような気になってしまう時が、私には間々ままあります。 スタンダール/大久保和郎訳『赤と黒(上)』より引用
  • たけのこにしても産地から送り出すときには二〇センチのものが、届いたときには二二、三センチになっていたということが間々あります。 平野雅章『食物ことわざ事典』より引用
  • 急に不安に襲われた父に呼びつけられて、私が、ベッドの縁で、一夜の半ばを過ごしたことも、間々ままあります。 カフカ/谷友幸訳『城(下)』より引用
  • しかし、絹を先方から持ちこまれて、自然それに画を描かなければならないことが間々ままあります。 上村松園『迷彩』より引用
  • 一度の噴射で軽く一、二メートルは跳び、漁場などで一晩のうちに、帆立貝の大群が姿をかくすことが間々あります。 平野雅章『たべもの歳時記』より引用
  • お村のおふくろなどは強慾に輪をかけましたので、実に慾の国から慾を弘めに来たと云う、慾の学校でも出来ますれば教師にも成ろうと云う強慾張ごうよくばりで、筋と肉の間へ慾がからんで慾でふとる慾肥りと云うのは間々あります。 鈴木行三『業平文治漂流奇談』より引用
  • 最も「嗜み」がなければならぬ指導階級の人々で、「嗜み」を忘れた言動を敢てする結果、これに対する軽侮と反感が一般に生じてゐる例も間々あります。 岸田国士『青年の矜りと嗜み』より引用
  • 生きのよいものを、鉄なべに煮立てた生じょうゆの中に放り込むと、しばらくあばれ、蓋を持ち上げることも間々あります。 平野雅章『たべもの歳時記』より引用
  • 近いものは一層近づき、遠いものは益々離れるといふやうな傾向ですが、時によると、近いものの間でさへ、ふとした動機から、心のつながりがなくなるといふ例が間々あります。 岸田国士『戦争と文化』より引用
  • 淡い憂欝の色が、その誇らかな容姿を透して、ふと、青年男女に、一種重厚な感じを与へてゐる例が間々あります。 岸田国士『青年の夢と憂欝』より引用
  • 昆布はこんぶが正しい発音、読み方ですが、こんぶのなまりでこぶと読むことも間々あります。 平野雅章『熱いが御馳走 食物ことわざ事典II』より引用
  • ところが稀には痩せている人が案外大食いであることもあり、他人より少しでも余計に食べようとあせって、箸づかいが激しくなると、ジロッと横目で見られて「痩せの大食いだな」とひやかされ、飲み食いに難クセをつけられる例は間々あります。 平野雅章『熱いが御馳走 食物ことわざ事典II』より引用