閃く

全て 動詞
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  • 沼津の話はまだ自分と夫人との間に閃いた沈黙の感じ合に過ぎなかった。 宮本百合子『伊太利亜の古陶』より引用
  • ただただ、闇のなかにひらめく白い人影だけが視界をいっぱいに占めていた。 山田正紀『宝石泥棒』より引用
  • 非常に恐ろしい病気のように聞いていたその名が、順造の頭に閃いた。 豊島与志雄『幻の彼方』より引用
  • と、そのからの格納庫の奥に突然、馬鹿ばかのように薄白い緑色の光がひらめいた。 高橋弥七郎『灼眼のシャナ 第07巻』より引用
  • 父はあの波間に閃いたことのあるあの記憶のきざしについて語つてゐる。 神西清『恢復期』より引用
  • やっぱり塑像かなと云う推測が、また一刹那の間おれの頭の中に閃いた。 森鴎外訳『諸国物語(上)』より引用
  • あまり手持ぶさたなので、無数の星が閃いてゐる空を見あげてゐたのだ。 牧野信一『スプリングコート』より引用
  • 書いた自分の字を繰り返し見つめているうちに、あるひらめきに打たれた。 和田はつ子『薬師』より引用
  • そこには特殊であって、また普遍性をもついくつもの課題が閃いている。 宮本百合子『解説(『風知草』)』より引用
  • その半秒にも満たない間、感じたひらめきが道をつけてから、ようやく動く。 高橋弥七郎『灼眼のシャナ 第02巻』より引用
  • という思考が閃いたのと、光がベルクーリの胸に触れたのは同時だった。 九里史生『SAO Web 0407 第八章02』より引用
  • 私は彼が何かいつてくれなければ大変なことになると閃くやうに思つたのだ。 坂口安吾『花火』より引用
  • そういった判断が、瞬間、彼女の頭に閃いたものと考えていいであろう。 井上靖『崖(上)』より引用
  • 天才的なひらめきのようでいて、その実それは当たり前のことだったりする。 支倉凍砂『狼と香辛料Ⅲ』より引用
  • 自分で何とかするから、といいかけて、リュンヌの頭にひらめく物があった。 神野オキナ『あそびにいくヨ!第08巻』より引用
  • この人相を聞いているうちに、信じられないような考えが彼の頭にひらめいた。 クロフツ/長谷川修二訳『フレンチ警部最大の事件』より引用
  • 一瞬間電光のように俺こそ偽善者ではないかという考えがひらめいたのである。 金史良『光の中に』より引用
  • そのとき、うちは人形を他人に押しつける、ある方法を閃いたのだった。 高殿円『カーリーWEB編「恋と寄宿舎とガイ・フォークス・デイ」kari 02』より引用
  • いかなる才能も忍耐も閃きも、それを形にする時間がなければ無意味だ。 菊地秀行『吸血鬼ハンター15 D-魔戦抄』より引用
  • それに肉を切って分配するときにはあらゆるものが火の閃きのように走るわ。 ウルフ/鈴木幸夫訳『波』より引用
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