錆びる

全て 動詞
75 の用例 (0.00 秒)
  • いまは商売道具でもあるのに、赤く錆びるのを待つだけでしかないのだ。 峰隆一郎『人斬り弥介』より引用
  • 太いびた鎖が渡されていて、鎖の助けを借りながら最後の岩を越えた。 泡坂妻夫『湖底のまつり』より引用
  • 鉄道線路は二筋ともびているので、滅多に車の通ることもないらしい。 永井荷風『元八まん』より引用
  • アパートの裏側にまわり、そこにあったびた鉄の階段を駆け上がった。 大石圭『檻の中の少女』より引用
  • 大発は錆びてはいるが、三十年経ったにしてはそれほど傷んではいない。 豊田穣『南十字星の戦場』より引用
  • 赤錆びた一つの岩塊が鋭く浪の中から起つて立つてゐるにすぎなかつた。 若山牧水『樹木とその葉』より引用
  • そしてすぐ傍らの板石の上に、二人はとっくに錆びている鍵を見つけた。 スティーブンソン・ロバート・ルイス『ジーキル博士とハイド氏の怪事件』より引用
  • びたスプリングの音を聞いたかと思ったら、泥のような眠りにおちた。 野沢尚『龍時(リュウジ)01─02』より引用
  • 鍵はさすがにびていたが、ナイフの先で、こじ開けるのは簡単だった。 赤川次郎『哀しい殺し屋の歌』より引用
  • その手にはどう見ても銀むくではない聖杯と、びた鎌がにぎられている。 支倉凍砂『狼と香辛料Ⅳ』より引用
  • 鉄の丸がこんなに錆びてる、それだけ僕たちは成長したというわけか。 豊島与志雄『自由人』より引用
  • 店の隅じゃ虚ろな眼をした薬中達が針の錆びた注射器をまわしている。 尾崎豊『普通の愛』より引用
  • コンクリートの上に立つと、まだ錆びた鎖が残されているのを見付けた。 泡坂妻夫『湖底のまつり』より引用
  • 余り質の良くない土は赤く、錆びたフェンスは手入れもされてい ない。 喬林知『今日からマ王 番外 「彼がマ王に育つまで」』より引用
  • びた看板のグロテスクで猥褻わいせつな女が、その光に合わせて表情を変えた。 牧野修『屍の王』より引用
  • 家主が捨てたらしい錆びた冷蔵庫や風呂桶などが庭の半分を占めている。 高橋克彦『蒼い記憶』より引用
  • その日の午後、裕生は赤くびた鉄の門をくぐって、敷地しきちの中へ入った。 三上延『シャドウテイカー4 リグル・リグル』より引用
  • 日本には文教の府なしと云つても過言でない程、その機關は錆びてゐる。 吉川英治『折々の記』より引用
  • 頭の部分は半ば錆びているが、充分に重く、破壊には適しているだろう。 乙一『暗黒童話』より引用
  • 条件によっては、数時間で錆びますし、半年も錆びない場合だってある。 森博嗣『G 03 τになるまで待って』より引用
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