鋭い

全て 形容詞
16,475 の用例 (0.02 秒)
  • この困難に打ち克った時には人はかなり鋭い心理家になっているだろう。 和辻哲郎『生きること作ること』より引用
  • 初めはぼんやりとだが、やがて次第に鋭く彼女の肉体の匂いがしてきた。 ジョイス/飯島淳秀訳『若き日の芸術家の肖像』より引用
  • 声はそこでようやく鋭さを押し殺し、流れるような口調で語りはじめた。 荒俣宏『帝都物語1』より引用
  • 呟いていたかと見えましたが、間をおかないで鋭い質問の矢が飛びました。 佐々木味津三『旗本退屈男』より引用
  • ホームズはゆっくりと歩きながら、屋敷の構造に鋭い注意を向けていた。 三上於菟吉『ライギット・パズル』より引用
  • この対立は次のように考えることによって愈々鋭くなって来るであろう。 戸坂潤『科学方法論』より引用
  • 感情の鋭い一人の若い弁護人は思はず腰を放して立ち上つた位であつた。 平出修『逆徒』より引用
  • かれの眼は、しかし、そうであればあるほどするどく手紙の上に光っていた。 下村湖人『次郎物語』より引用
  • さうして見ると所謂鋭い声は余程異常な、不思議な声だつたに相違ない。 森林太郎『病院横町の殺人犯』より引用
  • しかも剣の鋭いことは話の外で、彼の剣には目にもとまらぬ速度があった。 坂口安吾『花咲ける石』より引用
  • とびらは半開きのままで、眼の鋭い重々しい顔つきの連中が出入りしていた。 ロラン・ロマン『ジャン・クリストフ』より引用
  • 瘠せているが息子よりもっと背が高く、青い注意ぶかい、鋭い眼である。 宮本百合子『マクシム・ゴーリキイの人及び芸術』より引用
  • 僕の持っている時計は、こんなふうに鋭くフレームが光ったりはしない。 綾辻行人『暗黒館の殺人(下)』より引用
  • それからちょっとたってから、鋭い何かがきしむような音を耳にしました。 三上於菟吉『黄色な顔』より引用
  • 窓を背にして目をするどくし、それでも教室から出て行ったりはしないらしい。 竹宮ゆゆこ『とらドラ! 第01巻』より引用
  • 一度見ただけでは、何が起こったのか理解できないほどの鋭さだった。 水野良『ロードス島戦記 6 ロードスの聖騎士(上)』より引用
  • やわらかな孩子こどもの頬が消え、あごのあたりに鋭い線があらわれかけている。 井上祐美子『五王戦国志4 黄塵篇』より引用
  • 目を上げると、鋭い灰色の瞳が私のほうを楽しそうに見つめています。 ドイル・アーサー・コナン『ノーウッドの建築家』より引用
  • 腹をえぐられた男は、血をしぼられる豚のように鋭い叫びを挙げていた。 ロラン・ロマン『ジャン・クリストフ』より引用
  • 純潔な男女がある異常な鋭い接触をしたために感動して泣くのである。 倉田百三『愛と認識との出発』より引用
  • 次へ »