鈍色の喪服

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  • 薄い鈍色にびいろの喪服をしなやかに身にまとい、玉鬘たまかずらは夕暮れの空をながめていた。
  • かつての葵の上のときよりは、更にいっそう濃い鈍色にびいろの喪服を、源氏はまとっていた。 ...
  • 淡鈍うすにび色の喪服を玉鬘は祖母の宮のために着ていた。 ...
  • 淡鈍うすにび色の喪服を着るのも夢のような気がした。 ...
  • 仕える少女たちの鈍色の喪服や、髪など美しげに仄見えるが、やはり、喪の家はしめやかに沈んでいた。 ...
  • この時分に式部卿しきぶきょうの宮と言われておいでになった親王もおかくれになったので、薫は父方の叔父おじの喪に薄鈍うすにび色の喪服を着けているのも、心の中では亡き愛人への志にもなる似合わしいことであると思っていた。 ...
  • 源氏は鈍色の喪服だったが、その色合いといいかさねの濃く淡きさまといい、じつに美しかった。 ...
  • さっと通り雨がした後の物の身にしむ夕方に中将はにび色の喪服の直衣指貫のうしさしぬきを今までのよりはうすい色のに着かえて、力強い若さにあふれた、公子らしい風采ふうさいで出て来た。 ...
  • そばの女房たちの鈍色の喪服姿も淋しく、つれづれな昼、前駆ぜんくを物々しく、花やかに追うて、やってくる人があった。 ...