金鱗湖
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名詞
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大男は「道臣命」と名付けられたといい、現在も末社の蹴裂権現社に祀られている。また、湖の乾き残りが金鱗湖となったという伝えもある。しかしながら盆地の底にあたる地点から土器が発掘されたこと等もあり、考古学的・地質学的には湖伝説の真偽は明らかとされていない。
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海中では熱水鉱床のような高温環境に生息する貝類が知られているが、陸上の温泉に生息する貝類は知られておらず、本種は温泉の周辺域に生息する唯一の貝類であるとされる。現在は、大分県由布市の由布院温泉にある金鱗湖近くの水路のみに生息している。かつては大分県玖珠郡九重町の宝泉寺温泉や、別府市の亀川温泉等にも生息しており、模式標本産地は宝泉寺温泉であった。
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この池は、由布岳の麓にあることからかつては「岳下の池」、「岳ん下ん池」と呼ばれていたが、1884年に儒学者の毛利空桑が、魚の鱗が夕日に照らされて金色に輝くのを見て「金鱗湖」と名付けたと伝えられている。また、由布院盆地は古くは大きな湖であり、金鱗湖はその名残であるとの言い伝えがある。かつては数倍の広さがあったが、数度の地震による山崩れで埋没したために、現在のように狭く浅くなったとも言われる。
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永く隔絶されていた土地だけに、天産物は豊かだった。六年前に来た時、例の汚い宿で、金鱗湖の鯉は名物であるから見て来いと勧められて、夜更くなって見に行ったことがあった。その時には、その池に一杯になる位沢山大きい鯉がいて、月明りの下で盛に跳っていた。
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趣味の方では、伯父は一廉の見識をもっていた。それで庭などを造るにも、金鱗湖とか、その向うの由布山の密林とか、裏の田とかいうものが注意して背景としてとり入れてあった。家の後には流れの速い川があって、日常の生活はこれで足りていた。
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運転手は、サービスのつもりか、それとも、料金稼ぎでそうしたのかわからないが、由布院の名所、旧蹟といった場所を廻ってから、玉の湯という旅館に着いた。名所の一つが、金鱗湖という湖だったが、タクシーから見る限り、平地にある、何の変哲もない小さな湖だった。橋本の頭の中にある温泉町というのは、まず、渓流があり、その渓流に沿って、旅館、ホテルが並んでいるものなのだが、この由布院は、全く、印象が違っている。
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牛共も毎日一回運転手に叱られて、時々はおかみさんにも叱られて、やはりあのようにきょとんとした顔をしているのだろうと思うと、ちょっと可笑しくなる。伯父の家は、金鱗湖という小池のふちの茅葺の家である。別府で一流のKというホテルの主人の別荘地を拓いているのである。
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賑やかな別府を後にして観光バスで山を越えれば、由布岳周辺の草原や狭霧台からの大パノラマなど、雄大な風景が広がる。また金鱗湖に映る由布岳の美しさや、自然豊かな温泉郷は観光客に広くアピールするところとなり、九州の軽井沢といわれた。当時の石垣村にあった実相寺山は、別府湾を見下ろせる小高い丘で、現在は観光客は全く来ない。
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thumb|right|230px|共同浴場・下ん湯 豊富な湯量のおかげで安価な値段で入浴できる共同温泉も多い。金鱗湖脇には一般客も入浴できる簡素な下ん湯がある。その他に土地の人だけが利用できる共同温泉が各所にある。
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また、1963年に旧宅及び塾跡に隣接して建てられた遺品館は、1985年に改築され、毛利空桑記念館として整備されている。由布市の由布院温泉にある金鱗湖は、水から跳ねる魚の鱗が夕日に照らされて金色に輝くのを見て、1884年に空桑が名付けたものと伝えられている。
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この景色はお盆に霧が乗ってるように見えることから「霧盆」と呼ばれ、湯布院を代表する風物となっている。この池は、由布岳の麓にあることからかつては「岳下の池」、「岳ん下ん池」と呼ばれていたが、1884年に儒学者の毛利空桑が、魚の鱗が夕日に照らされて金色に輝くのを見て「金鱗湖」と名付けたと伝えられている。また、由布院盆地は古くは大きな湖であり、金鱗湖はその名残であるとの言い伝えがある。
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都市近郊にあって長い歴史を持つ著名な温泉街を指す言葉としても用いられる「奥座敷」だが、元々は一般の立ち入りが限られた環境で、気のおけない間柄の限られた客をもてなす為の場所という本来の意味で用いられていた。例えば、別府の観光開発に尽力した油屋熊八は、1922年に歓楽的な温泉都市別府の亀の井ホテルとは別に、由布岳の麓にある金鱗湖の畔に内外からの著名人を招き接待する私的な別荘を建て、静かな温泉地由布院を「別府の奥座敷」として開発している。しかし、この言葉の使われ方は時代とともに大きく変化し、まわりに気兼ねなく芸妓らと共に宴会を楽しむことが出来る場であったり、ただ都心の喧騒を離れて落ち着いた時間をすごすことが出来る場であったりと、その性質は変化していく。
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源泉の数は852本存在し、これは別府温泉に次いで全国第2位である。thumb|230px|由布院駅前から望む由布見通りと由布岳 由布院駅から温泉街の方向に延びる通称「由布見通り」や、そこから金鱗湖に続く「湯の坪街道」には、しゃれた雑貨屋やレストランが並び、周辺には各種の美術館が点在する。この付近は近年商店の出店が激しく、2006年1月現在のこの近辺の地価は、人口10万人以上の大分市・別府市に次いで、大分県内で3番目となっている。
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thumb|280px|金鱗湖 thumb|280px|湯平温泉 旧湯布院町にある温泉街は歓楽街を廃した町並みが特徴で、「東の軽井沢、西の湯布院」といわれる。他の温泉地に見受けられる、規模の大きい旅館が存在しないのもこの町の特徴である。
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thumb|240px|金鱗湖 thumb|240px|マルク・シャガールゆふいん金鱗湖美術館側からの風景 thumb|240px|金鱗湖と湖畔の天祖神社 金鱗湖は、大分県由布市の由布院温泉にある池である。大分川の源流のひとつであり、この池に朝霧がかかる風景は由布院温泉を代表する景観となっている。
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