野点
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名詞
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煎茶道具一式を収納する籠。本来野点で使う道具であり、室内では余り使わないとされる。中国から煎茶が伝来したときに一緒に渡来した道具の一つ。
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そこへ翼、梓、琥太郎、直獅、郁が次々とやってくる。誉が点てたお茶に彼らが興味を示したため、一樹の提案で野点をすることに。
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おでんにビール、日本酒もあり、すっかり花見気分でカラオケまででる年もあります。その横では野点をしていて、仕上げにお抹茶と和菓子もいただけます。七月、盂蘭盆会。
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南東の山麓には明治天皇が野点を行った場所があり、周辺を兜山公園としている。土留め用の間知石や土台用の切り石などの土木の基礎建材として、江戸時代から昭和期に至るまで岩船山から採掘されていた。
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同年10月1日には京都にある北野天満宮の境内と松原において千利休・津田宗及・今井宗久らを茶頭として大規模な茶会を開催した。茶会は一般庶民にも参加を呼びかけた結果、当日は京都だけではなく各地からも大勢の人が参加し、会場では秀吉も参加して野点が行われた。また、黄金の茶室も披露されている。
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その中でも、緑茶のみならず、世界の茶が紹介されることが多い。旅茶セット、野点セットなど、趣味人だけではなく一般を対象とした入門商品が開発されている。朝鮮半島には首露王の妃である許黃玉がインドで茶の種子を持ってきたという伝説があるが、新羅興徳王3年12月に大廉が茶の種子を唐から持って来て智異山に植えたという記録が最初である。
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煎茶道の場合は、道具一式を収納して持ち運ぶための提籃と呼ばれる籠があり、これに湯を沸かすためのボーフラ・涼炉を組み合わせて茶を淹れるのが普通である。茶道における野点においては、余りこれといった作法は無い。しかしその自由さが趣のある茶会とするには難しい側面を含んでいて、名人と呼ばれる茶人にあっても真に趣を備えたものにするのは困難であるらしい。
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会場では野点が行われた。
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そこからは菖蒲ケ池を隔てて小高い月見の丘が見渡せる。丘には大日傘の下で裏千家家元の娘良子が野点をし、賑わう客の中を振袖の娘達がお運びをしていた。道幸はそれをじっと見つめた。
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こういった活動は、戸外で季節の移り行く様子を楽しむために行われるもので、四季の変化が自然の様々な表情を生み出す日本において、古くから行われている。なお野点と平行して俳句や和歌を作ったり聞かせたりすることを楽しんだり、ほかの戸外での行楽の傍らに行われることがある。由来は戦国時代の武将が遠征の途中で、あるいは江戸時代の大名らが狩りの傍ら、戸外での休憩をかねて茶を楽しんだことであるが、茶を点てるのに湯が必要であり、これを沸かすための燃料も野に求めた場合、例えば箱崎茶会の逸話が示すとおり、屋内での茶会では得難い体験ともなるようである。
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「この前は、源さんが、けもの道で怪我をしたな」 百姓が畑を荒らす狐のために仕かけた罠に、源三郎が足を取られた。「そのおかげで、東吾さんは美女に惚れられたんじゃありませんか」 たまたま近くで野点をしていた大地主の娘に急場を救われた。「つまらんことを、いつまでもおぼえているものだな」 しかし、東吾もこの野原へ出て、すぐに思い出していた。
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「焜炉」「茶炉」「風炉」とも言われる。元々は中国で茶の野点用に野外で火をおこすために考えられた携帯湯沸かし器であり、古くなったり、使い終わった後は廃棄されるのが慣例であった。そのため手の掛かった彫刻や造形を施された物はほとんどない。
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お幕場は新潟県村上市塩谷から岩船港までの海岸沿いに存在する約3km、約175haの松原で、関東森林管理局下越森林管理署村上支署管轄の国有林に指定されている。もともとは村上藩の遊園行楽の場所であり、行楽の際に幕を張り巡らし野点等が行われたことから「お幕場」と呼ばれるようになった。現在は森林公園として整備されているほか、松原は日本の白砂青松100選に選出されている。
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人世横丁は、グリーン大通り北東側の豊島岡女子学園に隣接していたが、2008年10月31日に再開発のため灯りを消し、その土地は、ニッセイ池袋ビルの一部分となっている。同ビル敷地には、明治天皇野点の碑もある。池袋駅南側のびっくりガード付近より小さな川が流れておりかつて神田川に注いでいた。
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ああ、そういえば野点やら何やらで微妙に忘れかけてたが、それで呼び出されたんだっけか。
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川俣はそれを聞いて、ことが裁判沙汰になる前に手を使い、自分が主張している境界線の内側の土地にガソリンを撒いて辺りを焼き払ってしまった。なんでもその火が御用邸の林に燃え移りかなりの面積を焼いてしまって、林の中にあった、陛下が時折野点に使われていた天然の泉まで焼いて汚してしまったそうです。その後しばらくして避暑においでになった陛下が無残に焼け爛れた泉を御覧になって訳を質され、侍従がことの顛末をお話すると、陛下はかすかに眉をひそめられながらなにもいわずに立ち去られたといいます。
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ただ「ふすべ茶」に関しては、岩波文庫版『南方録』注釈において「ふすべ茶の湯」とした上で「ものを燻べるような粗末な茶」としており、余り上等ではないという位置付けのようだ。日本が近代化して以降でも野点はしばしば戸外で楽しむ行楽の様式として存続しており、花見や紅葉狩りのような行楽の一部として、または野点を主体として庭園から完全な野外に至るまで様々な場所で催されている。個人レベルでも、趣味の範疇で好事家が戸外で茶を点てる場合もある。
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