重ね重ね

全て 副詞
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  • 桃太郎はこういうかさがさねの不幸に嘆息たんそくらさずにはいられなかった。 芥川竜之介『桃太郎』より引用
  • それも二度、これも二度、重ね重ね御災難、二度のことは三度とか申します。 泉鏡花『註文帳』より引用
  • 重ね重ね殿様のお申し出がこばまれたとあっては、ご面目めんもくにかかわります。 海音寺潮五郎『新太閤記(二)』より引用
  • あたしはこの律儀な紳士に、それは重ね重ねのご不幸で、とお悔みを言いました。 サド/澁澤龍彦訳『美徳の不幸』より引用
  • 重ね重ね注意すべきは、吾々の仲間の凡てが唯物論者なのではないという事実である。 戸坂潤『〔付〕唯物論研究に就て(戸坂潤手記)』より引用
  • それほど、こうした重ね重ねの激動に弱りきってしまったのでした。 佐藤正彰訳『千一夜物語 03』より引用
  • 重ね重ねであるが、審美開眼あってこそ、茶の楽しみは本格である。 北大路魯山人『茶美生活』より引用
  • 重ね重ねの悪辣さには驚くの外はないのである。 甲賀三郎『支倉事件』より引用
  • 今日は重ね重ねいろんなことがあつた日なので、彼女は、落ちつきませんでした。 岸田国士『誰でもない……自分でもない』より引用
  • 重ね重ねの面倒に小悶こじれの来た市郎は、再び大きい声で呶鳴どなり付けた。 岡本綺堂『飛騨の怪談』より引用
  • 重ね重ねの意外の事件に、主税は心を顛倒させながら、しゃがれた声で思わず叫んだ。 国枝史郎『仇討姉妹笠』より引用
  • 菊池と辻に重ね重ね礼を言い、恭子の世話を焼いてくれた組の人間にも挨拶をして自宅に向かった。 伊岡瞬『いつか、虹の向こうへ』より引用
  • 彼によれば、あまりに何度も鼻に挑戦するために、絵が重ね重ね塗り直されたかのように作品が立体的になっているというのだ。
  • 重ね重ね起こる変わった事件に、今では主税は当惑したが、しかし好奇心は失われないばかりか、かえって一層増して来た。 国枝史郎『仇討姉妹笠』より引用
  • 突然、京への旅が実現化されることになってさすがにめんくらっていた兵四郎は、重ね重ねの御隠居さまの提案には、とっさに判断力を失った。 山田風太郎『警視庁草紙(下)』より引用
  • しかし、結局、ローマにはドイツ軍が多数進出し、また降下予定の飛行場も同様の事態が生じているとイタリア側から重ね重ね説明を受けたため、中止せざるを得なかったことを説明した。 木村裕主『ムッソリーニを逮捕せよ』より引用
  • 重ね重ね彼は呂布のために丁原を討ち損じたので、呂布の姿を、夢の中にまで大きく見た。 吉川英治『三国志』より引用
  • 吾一は主人の重ね重ねの好意に深く頭をさげた。 山本有三『路傍の石』より引用
  • 重ね重ね言うようだが、芸術に於ては、親分も子分も、また友人さえ、無いもののように私には思われる。 太宰治『如是我聞』より引用
  • アンは重ね重ねの面目なさに泣き出した。 モンゴメリ/中村佐喜子訳『赤毛のアン』より引用
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