重いものを持ち

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  • 箸より重いものを持ったことがないんだろ、とからかったことを思い出す。 FlyingShine『CROSS†CHANNEL †3 7,「たった一つのもの(Disintegration)」』より引用
  • 重いものを持ったことのない、ピアノを弾くような指に見えた。 角田光代『愛がなんだ』より引用
  • これは何か重いものを持って歩いた証拠だ。 江戸川乱歩『江戸川乱歩全短編01 本格推理Ⅰ』より引用
  • よほど重いものを持った人間の靴跡です。 ルブラン/保篠龍緒訳『八点鐘』より引用
  • 重いものを持った松成さんが地下鉄の乗場に消えた。 山口瞳『還暦老人ボケ日記』より引用
  • 重いものを持って飛んでいるから、ばたばたと必死に翼を動かさなくちゃいけない。 森博嗣『少し変わった子あります』より引用
  • 密林の山道を越えるのに、あんな重いものを持って、ひまどってはいかん。 高木俊朗『インパール』より引用
  • 泥棒だって重いものを持ってるんだ。 興津要『古典落語(続)』より引用
  • と同時に、何か目に見えない手が、彼女の心の中でずっと涙を押えていた重いものを持ちあげてくれたとでもいうように、涙がほとばしりでてきた。 ユゴー/辻昶・松下和則訳『ノートルダム・ド・パリ(下)』より引用
  • あいつならほっといても平気とでも思っているのか、私が重いものを持っていても彼らは知らん振りをして通り過ぎていった。 群ようこ『無印OL物語』より引用
  • 炎天下の労働でけ、重いものを持ち慣れたせいで節の立った手、手入れをしてくれる人もないからつめの形もゆがんでしまった。 小野不由美『十二国記 06 風の万里 黎明の空(上)』より引用
  • ドスンと田宮もやるが、もともと模型のセメダインより重いものを持ったことのない男である。 中場利一『えんちゃん 岸和田純情暴れ恋』より引用
  • ドタ靴の跡がふかく泥に食いこんでいるところをみると、なにか重いものを持っていたか、引きずっていたにちがいない。 横溝正史『金田一耕助ファイル08 迷路荘の惨劇 v0.9』より引用
  • 退院後も、重いものを持ってはいけないと言われるし、身体もしんどいし、三十八歳になって身体の変りめであることを知らされた思いだった。 沖藤典子『転勤族の妻たち』より引用
  • クレーンが発明される前に、重いものを持ちあげるためには、象が最高の「道具」だった。 阿辻哲次『漢字のなりたち物語』より引用
  • 握手あくしゅをした右手ものんびり馬車馬の手綱たづなにぎって日々を過ごすようなものではなく、年中重いものを持っていることがすぐにわかるほど。 支倉凍砂『狼と香辛料Ⅲ』より引用
  • それがますます読み手の好奇心をかきたて、井上ミウは深窓しんそう令嬢れいじょうで、ペンより重いものを持ったこともない文学少女だと言われもしたけれど。 野村美月『文学少女シリーズ07 “文学少女”と神に臨む作家 上』より引用
  • 一斗瓶の鍛錬では、惣角は一番重いものを持った。 夢枕獏『東天の獅子 第四巻 天の巻・嘉納流柔術』より引用
  • 捨てきれずに持ち帰り、「もう二度とこんな重いものを持って行くのはコリゴリ」といいながら、また丁寧に洗って流しの下にしまいこむことになる。 東海林さだお『タコの丸かじり』より引用
  • それまでナイフとフォークよりも重いものを持ったことのないファナの手はすぐに傷つき、みずみずしい薔薇ばら色の血が指先から伝った。 犬村小六『とある飛空士への追憶』より引用