重いものを感じ

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  • 別れを告げるとき、私は胸に重いものを感じないわけにはいかなかった。 ハドスン/水嶋正路訳『ある羊飼いの一生』より引用
  • がっくり、と両肩に重いものを感じて自分の部屋に戻ろうとする。 奈須きのこ『月姫 アルクェイド・ブリュンスタッド』より引用
  • だがふたたびはじまった君との生活はぼくになぜか、前よりももっと重いものを感じさせた。 遠藤周作『月光のドミナ』より引用
  • 使命などという重いものを感じているわけではない。 松岡圭祐『千里眼の教室』より引用
  • お初は膝の上の猫の重みよりも、何か問いかけてくるような視線に、もっと重いものを感じた。 宮部みゆき『天狗風 霊験お初捕物控〈二〉』より引用
  • しかし、おなじ瞬間に廉助は、おのれの腕にからみついた重いものを感じたのである。 山田風太郎『柳生忍法帖(上)』より引用
  • 北野は両肩に重いものを感じた。 高杉良『呪縛 金融腐蝕列島II(上)』より引用
  • メグレは両肩にずしりと重いものを感じた。 シムノン/榊原晃三訳『メグレの途中下車』より引用
  • 想像するだけで、どしりと肚に重いものを感じた。 冲方丁『光圀伝』より引用
  • その日も、玄関の土間にエナメル革の草履が脱いであるのを見た瞬間、あ、Iさんだ、と私は胸に重いものを感じ、そそくさと階段を上って二階の自分の部屋に入ろうとしたが、母に呼びとめられて、I夫人に挨拶あいさつだけでもしておきなさいと言われ、座敷に顔を出した。 安岡章太郎『夕陽の河岸』より引用
  • ようやくまぶたに重いものを感じながら、眠りに落ちる寸前、蛍子の脳裏に、ふいに、昼間見た蛇ノ口の禍々まがまがしい姿が浮かんだ。 今邑彩『双頭の蛇(「蛇神」シリーズ第3巻)』より引用
  • 往還をひろいはじめると、お岩も、情念をすてて、これから訪れる仕舞屋がどんな家か、見当もつかぬ不安で、足もとに目を落して、一歩一歩に重いものを感じていた。 柴田錬三郎『(柴錬立川文庫7) 毒婦伝奇』より引用