重々しい顔

19 の用例 (0.00 秒)
  • 彼女は重々しい顔つきで東の部屋へ上がって行っては、さらに重々しい顔になって降りてくる。 モンゴメリ/中村佐喜子訳『赤毛のアン』より引用
  • 男は一瞬いっしゅん重々しい顔で立っていたが、やがてニコッとした。 クーパー『(闇の戦い2)みどりの妖婆』より引用
  • かれは重々しい顔でわたしを見つめていた。 タニス・リー『銀色の恋人』より引用
  • どこか利口すぎる目鼻だちだが、それさえなければ、もっと重々しい顔になったろう。 スタンダール『赤と黒』より引用
  • 彼はそこで重々しい顔をして、身動きもせず、じっと娘のほうに目をむけ、物思いに沈んでいた。 ユゴー/辻昶・松下和則訳『ノートルダム・ド・パリ(上)』より引用
  • 中将もまた、源氏が重々しい顔で、公事くじを議している姿に、ふき出しそうになる。 田辺聖子『新源氏物語』より引用
  • 母は重々しい顔でうなずいた。 板東眞砂子『狗神』より引用
  • その重々しい顔は暗く、怒っていた。 ハメット/村上啓夫訳『デイン家の呪い』より引用
  • エドガーは重々しい顔で、そばに立って、あたしの最後を見届けると、家の中にまた平和をもたらしてくれた神さまに感謝の祈りを捧げ、自分の本に帰って行くんだわ! エミリー・ブロンテ/岡田忠軒訳『嵐が丘』より引用
  • 鋭一は重々しい顔をしてうなずいた。 遠藤周作『口笛をふく時』より引用
  • 重々しい顔をしている。 シムノン/長島良三訳『メグレと老外交官の死』より引用
  • 後者は長身で痩せ型の、重々しい顔だちをした男で、穏やかさと、冷静さと、抑制のきいた純粋なスタイルを持ち、まるで夢の中でミサをあげているような感じを抱かせる闘いぶりだった。 ヘミングウェー/永井淳訳『危険な夏』より引用
  • 顔を真っ赤にしたサイモンが、重々しい顔に微笑をうかべている学者や名士たちの間を通りぬけて、バーニイやジェインのいるところにもどってきた。 クーパー『(闇の戦い0)コーンウォールの聖杯』より引用
  • 白痴はそこに、死のみがあたえうる威厳をもって、生まれてはじめて、利口そうな、重々しい顔をして横たわっていた。 パール・バック/大久保康雄訳『大地(2部)』より引用
  • 額の真ん中にしわをよせ、重々しい顔をしている。 シムノン/長島良三訳『メグレと老外交官の死』より引用
  • そして、この男の重々しい顔を見ているうちに、ジャック・コワチエに対したとき司教補佐の気むずかしい顔に浮かんだ皮肉な薄笑いは、たそがれの薄明かりが夜の地平に消えてゆくように、しだいに消え失せていった。 ユゴー/辻昶・松下和則訳『ノートルダム・ド・パリ(上)』より引用
  • 「着衣に血痕がつき、なんらかの事情で、その血痕が犯人か、犯人の計画にとって危険だった場合です」モリーの重々しい顔に、おどろきの色がうかんだ。 クイーン/石川年訳『スペイン岬の裸死事件』より引用
  • しかしそうした立派な履歴は知らなくても、一瞥して、その角ばった重々しい顔、太い眉の下の考え深そうな目、石のようにがっしりした不屈な頤を見れば、強い印象を受けない人はあるまい。 ドイル/鈴木幸夫・鮎川信夫・内田庶・中尾明訳『シャーロック・ホームズ全集(下)』より引用
  • ガーランド氏と公証人がとても重々しい顔をして部屋にはいり、独身男のそれぞれの側にふたつの椅子をひきよせて、やさしいサリーをとりまく一種の囲いといったものをつくりだし、彼女を隅に閉じこめた。 ディケンズ/北川悌二訳『骨董屋(下)』より引用