重々しい調子

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  • 私は友人が最後に言った言葉の、いやに重々しい調子にびっくりした。 ルルー/木村庄三郎訳『黄色い部屋の秘密』より引用
  • 彼は重々しい調子と頭のてっぺんから出る声とで口をきいていた。 ロラン・ロマン『ジャン・クリストフ』より引用
  • 老人はしばらく考えたが重々しい調子で云いつづけた。 国枝史郎『沙漠の古都』より引用
  • 勇士や王の言葉を読む時には、声を少し濁らして重々しい調子をしようとしていた。 ロラン・ロマン『ジャン・クリストフ』より引用
  • 紳士は二人を見較べるようにしながら、重々しい調子で云った。 大阪圭吉『白妖』より引用
  • と橘は加藤さんの目つきが不快で、すこし重々しい調子で応じた。 原登『村 の 名 前』より引用
  • いやに重々しい調子で言って、寺の裏手へ向かったからだ。 冲方丁『光圀伝』より引用
  • 好古は、また鋭い目になって、その狼狽ろうばいのさまを見ていたが、重々しい調子で言った。 海音寺潮五郎『平将門 上巻』より引用
  • ぼくが目を伏せたまま、帽子もかぶらず立ちつくしていたので、父は重々しい調子で言った。 プレヴォ/鈴木豊訳『マノン・レスコオ』より引用
  • 相手はそれより重々しい調子で答えた。 ムアコック『この人を見よ』より引用
  • マドレーヌ氏はしばらく考えてるようだったが、それから落ち着いた重々しい調子で言った。 ユゴー・ヴィクトル『レ・ミゼラブル』より引用
  • 坂田は、いつものセールスマン口調とは打って変わった、重々しい調子で言った。 赤川次郎『昼下がりの恋人達』より引用
  • ゴーリキイが私のたった二言の返事に対し、それは本当だと云った重々しい調子から、私は文章を通じて感じていたよりもっとはっきり、彼が今非常におびただしい複雑な印象を得てそれを整理したく思っていることを感じたのである。 宮本百合子『マクシム・ゴーリキイの人及び芸術』より引用
  • ジェラルドは、どうしようかと決しかねた表情で顔をしかめていたが、やがて妙に重々しい調子で口を開いた。 クリスティ/河野一郎他訳『事故…クリスティ犯罪・怪奇傑作集』より引用
  • 椅子の上から、ゆるやかな重々しい調子の返答があった。 栗本薫『グイン・サーガ 001 豹頭の仮面』より引用
  • 楯井さんは、重々しい調子で妻の問に対して答えるとすぐ口を閉じて、自分の考えたことや思出したことなどは少しも云わなかった。 素木しづ『惨事のあと』より引用
  • 祖父は孫が泣くのを見て、重々しい調子で言ってきかした、人間の慰謝と光栄とのために与えられている最高最美の芸術のためになら、多少の苦しみは忍ぶに甲斐かいのあることだと。 ロラン・ロマン『ジャン・クリストフ』より引用
  • そこで、彼は、わざと重々しい調子で、卑下ひげの辞を述べながら、たくみにその方向を転換しようとした。 芥川竜之介『或日の大石内蔵助』より引用
  • そこで、彼は、わざと重々しい調子で、卑下の辞を述べながら、巧みにその方向を転換しようとした。 玉木正之『不思議の国の野球 チェンジアップを16球』より引用
  • テーブルの上には、一本の蝋燭が小さな焔を立てて瞬きもせずに燃え、時計の振子は重々しい調子で、規則ただしく鳴っている。 ツルゲーネフ/米川正夫訳『片恋・ファウスト』より引用
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