重々しい

全て 形容詞
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  • この言葉、存在ヽヽという何か重々しい言葉を彼は最近覚えたばかりだった。 福永武彦『廃市・飛ぶ男』より引用
  • 方陣のなかの一人の男がまえに進みでて、重々しい声でこう読みあげた。 桐生操『美しき拷問の本』より引用
  • とびらは半開きのままで、眼の鋭い重々しい顔つきの連中が出入りしていた。 ロラン・ロマン『ジャン・クリストフ』より引用
  • 科学者や技術者といった、重々しい肩書きを持っていないせいだろうか。 星新一『きまぐれ星のメモ』より引用
  • 衛兵が重々しい足音を消したのは、それからずいぶんたったときだった。 ムーア『暗黒神のくちづけ―処女戦士ジレル』より引用
  • 母親は頭を重々しくゆっくりとうなずかせながら、黙って同意していた。 ジョイス/飯島淳秀訳『ダブリン人』より引用
  • 隣近所の重々しいロマネスク式柱列に気兼ねでもしているみたいだった。 ユゴー/辻昶・松下和則訳『ノートルダム・ド・パリ(上)』より引用
  • と新十郎に笑みかけられると、虎之介は暗い顔で重々しくうなずいた。 坂口安吾『明治開化 安吾捕物』より引用
  • 私は友人が最後に言った言葉の、いやに重々しい調子にびっくりした。 ルルー/木村庄三郎訳『黄色い部屋の秘密』より引用
  • いささか重々しい雰囲気のなかで、この出来事の幕はおろされていった。 ルブラン/野内良三訳『ルパン対ホームズ』より引用
  • 私たちはさらに狭い廊下を歩き、重々しい金属ドアの前で足を止めた。 パトリシア・コーンウェル『証拠死体』より引用
  • だが、活字になってみると重々しさも生々しさも口の端とは違いすぎる。 岩井志麻子『黒焦げ美人』より引用
  • 「きっかり九時二十五分すぎだったそうです」と警部は重々しくいった。 クリスティ/松本恵子訳『アクロイド殺人事件』より引用
  • 先生の話は、私にとってすべてが重々しくて大切な知識ばかりだった。 相沢忠洋『「岩宿」の発見 幻の旧石器をもとめて』より引用
  • すると、お杉の身体は、ぽってりと重々しく彼の両手の上へ倒れて来た。 横光利一『上海』より引用
  • 星は姿を隠し、重々しい雲は陰鬱いんうつな層をなして空の四方をおおっていた。 ユゴー・ヴィクトル『レ・ミゼラブル』より引用
  • マリユスは女房の重々しい手が暗がりに扉の鍵をさぐってる音をきいた。 ユゴー/斎藤正直訳『レ・ミゼラブル(下)』より引用
  • それにつづいて貨物列車の重々しいひびきがゆっくりとつたわってくる。 光瀬龍『明日への追跡』より引用
  • 老人はきりりと立てていた首をうなずかせて、重々しく同意してみせた。 ユゴー/榊原晃三訳『九十三年』より引用
  • 立っていることができず、重々しい音をたてて片ひざを地についてしまう。 田中芳樹『アルスラーン戦記09』より引用
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