釈然と

全て 副詞
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  • 僥倖ぎょうこうが信じられなかったというよりも、あの苦労はなんだったのかと釈然としなかったのだ。 米澤穂信『秋期限定栗きんとん事件〈上〉』より引用
  • 宵からのむしゃくしゃも、それだけの暴力の発揮で、釈然と解けていた。 横溝正史『恐ろしき四月馬鹿』より引用
  • しかし、それだけでは釈然と出来ぬわけがあった。 織田作之助『青春の逆説』より引用
  • かえって、それを機会に、あの人たちに僕の日頃の無礼を素直にびて釈然と笑い合う事が出来るようになるかも知れない。 太宰治『新ハムレット』より引用
  • 気がつけば自分ひとりになっていて、内心、と釈然としないものを感じつつも、こそこそとたたんでしまった経験は、誰にでもあるだろう。 岸本葉子『30前後、やや美人』より引用
  • 先程支払った四千円の中にこの荒縄の料金が含まれていると思うと釈然としないモノが腹に溜まるが、しかし小娘一人を相手に喧嘩けんか腰になっても始まらぬ。 西尾維新『ニンギョウがニンギョウ』より引用
  • わかるが、どうも釈然となれない。 池波正太郎『幕末新選組』より引用
  • 「松ニ古今ノ色無シ」相響き相かなで、釈然とめきたれば、古往今来すべて一色、この輪廻りんねと春秋の外ではあり得ない。 吉川英治『三国志』より引用