醜い容貌

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  • 本人には悪いが醜い容貌だし、宮本氏とそうした関係にはなかったようです。 筒井康隆『富豪刑事』より引用
  • 僕は自分の醜い容貌や風采や、才能や生活にも自信の持てない男です。 坂口安吾『麓』より引用
  • ぞっとするような醜い容貌の一人の男が入ってきて、鏡に顔を映して眺めていた。 ボードレール/村上菊一郎訳『パリの憂鬱』より引用
  • 彼はその場に立ちつくして、自分自身の醜い容貌ようぼうをまじまじと眺めた。 原田宗典『人の短篇集』より引用
  • もつとも、評判娘のお辰とは似もつかぬみにくい容貌で、年も三十は幾つか越したでせう。 野村胡堂『銭形平次捕物控』より引用
  • そういう口の利き方もはっきりしていて、醜い容貌のなかにも一種の威厳を持っていた。 横溝正史『金田一耕助ファイル02 本陣殺人事件』より引用
  • ところが、結婚当日に新婦の纏足と醜い容貌を見てショックを受け、五日後に家を離れ、その後一度もその妻のもとに帰ったことはない。 張競『恋の中国文明史』より引用
  • この作品でのクレオパトラは醜い容貌であったのが整形手術をして美女に生まれ変わったという設定である。
  • ぞっとするような醜い容貌の男は私に答えた。 ボードレール/村上菊一郎訳『パリの憂鬱』より引用
  • さほど醜い容貌でもないのに、どうしてこの男がこれほどまでに女性に対するひねくれた感情を持つに到ったのか七瀬は不思議だった。 筒井康隆『(「七瀬」三部作 3) エディプスの恋人』より引用
  • 家光の傅役の中でも、一番、醜い容貌であり、万事に粗暴であった。 平岩弓枝『火宅の女-春日局』より引用
  • 顔はハッキリとは分らないけれど、鼻の低い、額の飛び出た、酒に酔ったような赤黒い皮膚を持った、三十歳前後の醜い容貌である事だけは、横から見ても大凡そ想像する事が出来る。 谷崎潤一郎『潤一郎犯罪小説集』より引用
  • が、これは驚かすのが目的ではなく整形前に自分の顔をしみじみと観察し、整形への決心を固め、醜い容貌に別れを告げるためのもののようである。 平岩弓枝『女の四季』より引用
  • この男が黒眼鏡や大きなマスクをかけているのは、伊達だてや酔狂ではなく、おのれの醜い容貌をかくすためらしかった。 横溝正史『魔女の暦』より引用
  • そして恋というものを生来知らぬげな四十五六の醜い容貌ようぼうの舎監は、葉子を監禁同様にして置いて、暇さえあればその帯の持ち主たるべき人の名を迫り問うた。 有島武郎『或る女』より引用
  • そして恋というものを生来知らぬげな四十五、六の醜い容貌の舎監は、葉子を監禁同様にしておいて、暇さえあればその帯の持ち主たるべき人の名を迫り問うた。 有島武郎『或る女』より引用
  • 一色の家人けにんのうち、もっとも身分ひくく、もっとも醜い容貌をした男が、第一番にはだかのまま、小宰相のまえに立ちはだかったのである。 山田風太郎『信玄忍法帖』より引用
  • かれはさのみみにく容貌きりょうではなかったが、白く塗った顔をわざと物凄く見せるように、その眼のふちを青くぼかしていた。 岡本綺堂『半七捕物帳』より引用
  • 爆音は総ての忌わしい記憶を打消して流れ、仰ぐ無限の蒼穹あおぞら、その中には彼の醜い容貌を気にする何物もないのだ。 蘭郁二郎『夢鬼』より引用
  • それは、勿論彼が、芸の未熟な不器用だった事も、確かにその原因の、一つだったけれど、他の大きな原因は、彼が醜い容貌だ、という先天的な不運に、わざわいされていたのだった。 蘭郁二郎『夢鬼』より引用
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