醜い争い

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  • そりゃもちろん、わたしの家族たちはわたしに彼らなりの希望はかけています、でも今度は譲歩しなけりゃならんでしょうし、別に醜い争いはないと思います。 ドストエフスキー/工藤精一郎訳『未成年(下)』より引用
  • ひと晩中続いた醜い争いが、消し飛んでいた。 奥田英朗『最悪』より引用
  • しかし、皇太子の地位をめぐる息子達の醜い争いに心を痛め、ついに自身の後継者を定めぬままその生涯を閉じる。
  • 院の中には無論、いさかいもあれば醜い争いや意地悪もある。 岩井志麻子『合意情死 がふいしんぢゆう』より引用
  • ノートン1世は南北戦争の時期、合衆国国民の間で起こった多くの醜い争いを解決することを希望して、1862年にはプロテスタントとカトリックの全教会に対し彼を皇帝に任命するよう命令した。
  • 死んだ王の息子たちのあいだで王国を分割するという習慣は、兄弟同士の果てしれぬ殺し合いや、王妃や嬖妾へいしようの陰謀などという醜い争いをたえずひき起した。 澁澤龍彦『世界悪女物語』より引用
  • ここでさらにちょっと一言しておくが、当時町の者で、グルーシェンカをめぐって行なわれたカラマーゾフ親子のばかげた醜い争いについて知る者はむしろ多かったけれども、その老人と息子の双方にたいする彼女の態度のほんとうの意味を解していた者は当時きわめてすくなかった。 ドストエフスキー/北垣信行訳『カラマーゾフの兄弟(2)』より引用
  • かつては太古の時代、力などの強弱・優劣が原因で醜い争いを繰り返していた超人たちを神々がカピラリア七光線で粛清しようとした際、ある神がその座と引き換えに救い出したのが起源とされる。
  • 父和水はおそらく先妻の子供たちの将来に見切りをつけ、自分の死後に遺産相続の醜い争いの起ることを恐れて、生前にその芽を苅りとっておこうとしたものであろう。 綱淵謙錠『斬(ざん)』より引用
  • 川平啓太かわひらけいた仮名史郎かりなしろうみにくい争いをり広げていた。 有沢まみず『いぬかみっ!06』より引用
  • 夫人は、椅子に倒れこみ、ヴィルフォールのこと、晩餐のときの模様、そして、数日来次々とこの家を襲い、それまでなんとはなしに保たれていた家庭の平和を、醜い争いに変えてしまった不幸の数々を思いうかべていた。 アレクサンドル・デュマ/泉田武二訳『モンテ・クリスト伯(3)』より引用
  • 醜い争いにほとほと疲れていた。 奥田英朗『最悪』より引用
  • あの人間の霊魂を相互にどうにもならないまで辱しめ合う醜い争いや、再び回復しがたいような感情的な致命傷を闘い合わすことや、それらによって人間そのものの性格に荒い苦しみを刻みつけたり、よくない経験によって益益ますますよくない傾きに墜ちさせてゆくことを考えると、私は慄然とした。 室生犀星『或る少女の死まで』より引用
  • が、この十年、家のローンが始まってからというもの、ボーナスの分配をめぐって、夫婦でどれほど醜い争いを繰り返してきたことだろう。 林真理子『初夜』より引用
  • 血みどろの争いをやめようとしない2つの種族の醜い争いに激怒した神々の罰であるかのように、争ったままでは滅亡してしまう大きな運命「大寒期」が襲いかかろうとしていた。
  • 草人夫婦の醜い争いの渦中に巻きこまれるのは博史の神経が堪えきれなかったし、久しぶりで離れていた絵筆を存分に握ってみたい欲望が押え難くなってもいた。 瀬戸内晴美(寂聴)『美は乱調にあり』より引用
  • はては慰謝料や遺産をめぐっての醜い争いにも巻きこまれます。 南里征典『成城官能夫人』より引用
  • そこを名家のお嬢様である久遠寺華澄に介抱されて彼女の家に引き取られ、幸せな生活を送ろうとするが、再び醜い争いは始まる。
  • そしてそれ以上に、自分たちをそういう醜い争いに巻きこんだ土地代金そのものに、猛烈に怒りをもやし、善則はいよいよ土地代金が支払われるその日、まわりがびっくり仰天するようなことをやってのけたのである。 南里征典『武蔵野薔薇夫人』より引用
  • 場合によってはムフティー同士で相手の出したファトワーの非難合戦になることもあり、人の出したファトワーを否定するファトワーを出し合う醜い争いになり、一般のイスラム教徒が両方のムフティーの言う事を無視してしまうようになり、イスラム教の権威失墜という事態に陥ることもある。
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