選ぶところ

84 の用例 (0.01 秒)
  • しかし姫がいなければ、この広い屋敷も無人の空屋あきやと何の選ぶところもない。 福永武彦『風のかたみ』より引用
  • 残念だけど、数字を選ぶところまでいかないと検索成功したとは言えないんだ。 藤ダリオ『出口なし』より引用
  • まるで地酒じざけを作る田舎家いなかやについている形ばかりの門と選ぶところがなかった。 海野十三『地獄街道』より引用
  • 無学なことといったら、このへんの百姓と選ぶところはないのです。 ドイル/延原謙訳『ドイル傑作集 クルンバの悲劇』より引用
  • そうなれば前に述べたルソーのいわゆる自由となりて動物と選ぶところがなくなる。 新渡戸稲造『自由の真髄』より引用
  • 金持の子供であろうと、また、貧乏人の子供であろうと選ぶところがないのだ。 小川未明『人間否定か社会肯定か』より引用
  • ぼくはもうすこしのところで、それを選ぶところだった。 ハインライン『愛に時間を2』より引用
  • ルーレットと違うのは数字を選ぶのではなく、色を選ぶところだ。 藤田宜永『過去を殺せ』より引用
  • それは死の宣言と選ぶところがありません。 小酒井不木『人工心臓』より引用
  • これで、何にも知らないとすれば、ベッキイと選ぶところがなくなるわけだわ。 バーネット・フランシス・ホジソン・エリザ『小公女』より引用
  • ただ肉の塊りとのみ感じられる女の身体はつかの間の酔いを呼ぶ役をするだけで、酒と何の選ぶところはなかったのだ。 大佛次郎『赤穂浪士(下) 〓あり』より引用
  • かくの如き営業振りは、大道商人と何ら選ぶところがないのである。 相馬愛蔵『私の小売商道』より引用
  • あなたの脚は烏の脚と選ぶところがありますか。 佐藤正彰訳『千一夜物語 05』より引用
  • もし彼が死ななかったならば、他の片々たる布教師と何の選ぶところもなかったであろう。 大宅壮一『炎は流れる1 明治と昭和の谷間』より引用
  • 双方とも恐ろしさにおいては、ほとんど選ぶところがなかった。 アレクサンドル・デュマ/石川登志夫訳『鉄仮面(下)』より引用
  • それではこの世はまるで汚水おすいだめと選ぶところがないではないか! ドイル『這う男』より引用
  • もしも君があの女に待合の座敷か何かで会ったとしたら、普通の芸者と選ぶところはなくなってしまうさ。 谷崎潤一郎/種村季弘編『美食倶楽部 谷崎潤一郎大正作品集』より引用
  • 自然の眼には人間ものみも選ぶところなしと云へるトウルゲネフの散文詩は真実なり。 芥川竜之介『大正十二年九月一日の大震に際して』より引用
  • 一座はシーンと静まりかえって、深山幽谷しんざんゆうこくにあるのと何の選ぶところもない。 海野十三『流線間諜』より引用
  • 三千石の家に生れたおれも、四十俵の高をついだ勝のおやじも、行きつまっているということに於ては全く選ぶところはない。 中里介山『大菩薩峠』より引用
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選ぶところ の使われ方