遮るやう

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  • 私は遮るやうに彼をとめて、自分から再びもとの位置に體を置きかへました。 水野仙子『道』より引用
  • それを聞いた柄附目金えつきめがねは、ニムフエの詞を遮るやうに、さげすんで云つた。 森林太郎『クサンチス』より引用
  • 併しイワンは腹立たしげに、強情に、己の詞を遮るやうにして云つた。 森林太郎『鱷』より引用
  • 己は友人の詞を遮るやうにして云つた。 森林太郎『鱷』より引用
  • 「悪い事なんぞをする筈がないのですからね」と、患者は相手の詞を遮るやうに云ひ足した。 森林太郎『笑』より引用
  • それぞれの部屋はその住み手を完全に外界から遮るやうに工夫されてゐなければならず、またそれぞれの精神や肉体の美しさを、全く他からの拘束なしに解き放ち、伸々と成長させるやうに設計されなければならなかつた。 神西清『母たち』より引用
  • 僕はこの教へに従はなかつたトツクの最後を憐みましたから、長老の言葉を遮るやうにトツクのことを話し出しました。 芥川竜之介『河童』より引用
  • が、娘は遮るやうに、口早くちばや言葉ことばを続けました。 芥川竜之介『三つの指環』より引用
  • 己が反対しさうになつたのを見て、細君も腹立たしげに己の詞を遮るやうに饒舌しやべり出した。 森林太郎『鱷』より引用
  • あひだに、風呂敷ふろしきは、手早てばやたゝんでたもとれて、をんな背後うしろのものをさへぎるやうに、洋傘かうもりをすつとかざす。 泉鏡太郎『艶書』より引用
  • プラトンはソフアへ担がれて行きながら、「不朽です、不朽です」と、目をねむつて囁いでゐたが、ソフアの上に置かれる時、手で遮るやうな挙動をした。 森林太郎『板ばさみ』より引用

遮るやう の使われ方