遮るものは何

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  • 雲の群れも既にどこかに去り、彼らの視界を遮るものは何ひとつない。 村上春樹『1Q84 BOOK3』より引用
  • 付近にはこのマンションより高い建物がないから、視界を遮るものは何もない。 大石圭『飼育する男』より引用
  • 私と下の地面との間に遮るものは何もなかった。 カヴァン『氷』より引用
  • 車が十台ほど入る駐車場くらいの広さで、視界と風を遮るものは何ひとつ見当たらない。 宮部みゆき『クロスファイア下巻』より引用
  • 目の前の風景を遮るものは何もなかった。 永瀬隼介『サイレント・ボーダー』より引用
  • どこまでも遠く、地平のかなたにまでとどく波紋をさえぎるものは何もなかった。 ろくごまるに『封仙娘娘追宝録09 刃を砕く復讐者(下)』より引用
  • 心の片隅かたすみに不安が無いではなかったが、いずれ体当たり死を実行するわれわれに行く手をさえぎるものは何もないというたかぶった思いにもなっていた。 島尾敏雄『魚雷艇学生』より引用
  • あたりに光を遮るものは何もなく、真冬とは思えぬほどの勢いで、屋根に積もった雪が溶けはじめているのである。 小池真理子『虚無のオペラ』より引用
  • 視界を遮るものは何ひとつない。 小池真理子『墓地を見おろす家』より引用
  • 風を遮るものは何もないから、北上山地から吹き降ろしてくる風がモロに体にぶつかってくる。 永沢光雄『風俗の人たち』より引用
  • バックネット裏のわずかなひさし以外、日光を遮るものは何もなく、球場の隅々を太陽が照らしていた。 小川洋子『沈黙博物館』より引用
  • さえぎるものは何もない。 辻井喬『いつもと同じ春』より引用
  • あれはやはり『死角の問題』さ、ねえ、でも、雛ちゃんはもう一歩のところで真相に到達することはできなかったけど、視界を遮るものは何も通常の物体でなく、かといって雛ちゃんの指摘した〝贋の光景〟というのでもなく、ほかにもある筈なんだけど判るかなあ。 竹本健治『匣の中の失楽』より引用
  • 陽光を遮るものは何もない。 牧野修『屍の王』より引用
  • かたや深閑とした森にあって井戸の上方は四方からの梢に遮られ、かたや海の匂いの漂う海岸通りにあって上空に遮るものは何ひとつない。 鈴木光司『らせん』より引用
  • 遮るものは何もない、吹きっさらしですから、わたしは凍てつく寒風に往生しながら、それでも付き添っていました。 永瀬隼介『デッドウォーター』より引用
  • 所が此度の災禍によって、諸君の眼を惹きつけていたそれら外的な旗幟が、一度に消し飛ばされて、もはや眼を遮るものは何もなくなり、そして諸君の眼はじかに、己の生活の上に据えられたことであろう。 豊島与志雄『バラック居住者への言葉』より引用
  • 晴れ渡る蒼弩そうきゅうの彼方、吹き荒れる砂塵に霞む地平線まで、視野を遮るものは何もない。 虚淵玄『Fate/Zero Vol.2 「王たちの狂宴」』より引用