遮るものなく

18 の例文 (0.00 秒)
  • 水田は低く平に、雲の動く空のはずれまで遮るものなくひろがっている。 ...
  • このため近隣一帯で没遮攔、遮るものなしと渾名され恐れられていた。 ...
  • 一本の街路が、いかにも全部をむき出しにした感じで遮るものなしにあらわに見えている。 ...
  • 作品の後ろ側を見せず、いけ手が観客に背を向けないことが特徴で、観客は作品がゼロから展開していく様子を遮るものなく終始鑑賞できる。 ...
  • 左右共に眼を遮るものなし。 ...
  • 長い木の橋のずっと向こう、遠い対岸たいがんまで、さえぎるものなく、朝日が白く地上を照らし出しているのが見える。 ...
  • 庭と外界の境に一種の掘割であるハハーを導入して、何遮るものなく眺望が周囲の自然に溶け込んでいくように工夫した。 ...
  • と見ると糸はぷつりと切れて、足も、膝も遮るものなく、滝太郎の身は前へ出て、見返りもしないでと通った。 ...
  • 左右眼を遮るものなく、大ゴビのまっただ中を、ジープは五〇キロの速度で走り続ける。 ...
  • なんらさえぎるものなく、満月は星明かりをしたがえて地上を見渡みわたしている。 ...
  • その当時、その家からは、ダイヤモンドヘッドまで何も遮るものなく、2階からはプナホウスクールが見えたものである。 ...
  • その短い間に、前を行くポルシェの車内が、野々山とマリの眼に遮るものなしに見とおせた。 ...
  • 広い道が爪先上りに高くなつてゐるはづれに、橋の欄干の柱が見え、晴れた空が遮るものなく遠くまでひろがつてゐて、今だに吹き荒れる烈風が猶も鋭い音をして、道の上の砂を吹きまくり、堤防の下に立つてゐる焼残りの樹木と、焦げた柱ばかりの小家を吹き倒さうとしてゐる。 ...
  • やむなく、選手やフィールドを遮るものなく見渡せる地点まで遠ざかると、愛すべき選手たちは豆粒のごとくにしか見えない。 ...
  • 水平線は灰色の霧に消えて、一望渺々びょうびょうとして遮るものなく、雲は大きな岩のように層々と重なり、海上いちめんに、なにか不吉な運命の前兆のような「唸り声」をたてている。 ...
  • 白い炎になった太陽が遮るものなく真上から撲りつけている住宅地は、どの家もブラインドや厚いカーテンを閉ざして息をひそめ、大きな柩が並ぶ墓地に化したようだった。 ...
  • 三月の大空襲でもっとも大きな被害を受けた地区らしく、墨田区一帯は焼け焦げた木材が林立する焼け野原と化していて、遮るものなく見渡せる地平線の向こうには、富士山のいただきさえ眺望できるありさまだった。 ...