遮るものがない

32 の用例 (0.00 秒)
  • 空は果てしない半球を頭上に広げ、どの方向を向いても遮るものがない。 阿刀田高『異形の地図』より引用
  • 室が三階で前に目をさえぎるものがないから、空は近くに見えた。 夏目漱石『行人』より引用
  • 海風を遮るものがないため、瀬戸内海からの潮風の影響を受けやすい。
  • 周囲に山がなく、太陽を遮るものがないためだろう。 森博嗣『四季 2 夏』より引用
  • 立っても座っても、人々の視線をさえぎるものがない。 もりたなるお『金星 相撲小説集』より引用
  • 秋晴れのよい天気だが、周りにさえぎるものがないので風が強い。 深谷忠記『津軽海峡+-の交叉』より引用
  • 視界はぐるっと三百六十度、何も遮るものがない。 植村直己『エベレストを越えて』より引用
  • 遮るものがないというのはいい、と絹見は思った。 福井晴敏『終戦のローレライ(下)』より引用
  • その構造であるがゆえにホームの周囲に風を遮るものがなく、特に冬は寒風に晒されるという難点もある。
  • バス停にはベンチがあるきりで、風を遮るものがない。 米澤穂信『秋期限定栗きんとん事件〈上〉』より引用
  • 山頂は岩が積み重なっており、遮るものがなく北アルプスの大部分の山を見渡すことができる。
  • それにさしかけるようにした天幕てんまくは、広くなったその場所に完全に露出しており、そこから少し離れた場所にいた火は、光をさえぎるものがない。 小野不由美『十二国記 08 図南の翼 小野不由美』より引用
  • 整備班はトーチカ陣地の後方二キロ地点に補給車を中心に展開し、周辺は遮るものがない田園地帯である。 榊涼介『ガンパレード・マーチ 08 九州撤退戦・上』より引用
  • 無反動砲という特性上、発射時には強力な後方爆風が発生するため、射手の後方に爆風を遮るものがないよう、発射する場所や環境には制限がある。
  • 西南の方を望むと此大江の水の通ずる區域は只一帶の平野と見えて空を遮るものがない。 長塚節『弥彦山』より引用
  • 気候としてはやや内陸性となり、冬季は晴天が多いものの、遮るものがないため急に地吹雪となることもあり、数年に一度は東北自動車道の下り北行きで多重玉突き事故が発生する。
  • 星がいっぱい夜空に鏤められてあり、遮るものがないので、それは山代の行手いっぱいに拡っている感じだった。 井上靖『崖(下)』より引用
  • また、東は戸建を中心とした低層の街並が広がり、南、西側が古城川であることから、低層階でも遮るものがない立地となっている。
  • 然しわたくしの知人で曾てこの地に卜居した者の言う所によれば、土地陰湿にして夏は蚊多く冬は湖上に東北の風を遮るものがないので寒気甚しくして殆ど住むに堪えないと云うことである。 永井荷風『上野』より引用
  • 遮るものがない山頂からは360度の展望がある。
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