遠慮はいりません
17 の例文
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金は欲しいだけお持ちなさい。金ばかりでなく品物でもいいだけお持ちなさい、けっして遠慮はいりません。だがね、あんたもご承知のように、商人は誰も同じことだが、金は商人の田畑だ。
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あなたがたはこちらからさし出すまでもなくむりやりに奪いとるつもりでしょうが、お金ならあげます、欲しいだけ持っていきなさい。断っておきますが、わたしのほうから気持よくくれてやるのです、遠慮はいりません。ただし、わたしたちの操に手は触れさせません。
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上皇の想い者だろうと何だろうと、遠慮はいりません。
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「日本語には主語がない」などと騒ぐ人の気が知れません。一方、英語は、人を指すのに遠慮はいりません。場所などという遠回りをせずに、直接的に、人を指すのです。
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僕になら遠慮はいりません。
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「どうぞあがって下さい」与平は手を振りながら云った、「構いません、遠慮はいりませんからどうぞ」 そして老人は思いだしたように、向うから半屏風を二枚持って来て、栄二の寝床を囲った。病人は三人いたが、あいだはかなりはなれているし、こっちを見るようなこともないだろうが、与平としては気をきかせたつもりに相違ない。
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じつを申しますと、わしも若い頃、このうちに住んでいたことがございましてな。影女とは昔馴染みですから、遠慮はいりません。ただ、やさしい気持ちをもってつきあってやって下され。
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買い手を探して下さい。私に遠慮はいりません。
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いや、ご遠慮はいりませんよ。
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「さあ、どうぞ」 「は」 はと云ったものの女の気品に押されて立ち縮んでしまった。「他には何人もいないのよ、ささ、どうぞ」 「は」 「ほんとに何人もいないから、遠慮はいりません」少女の方を見て、「お客さんは、はにかんでいらっしゃるから、汝だちがあげておやりよ」 女は莞とした。それは己の姨さんのような温みのある詞であった。
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久助は、さびしい裏町へお蝶を導いて、何を渡世にする家とも分らない一軒のしもたやの戸を開けて、顔を出したそこの内儀と小声で話しておりましたが、 「さ、遠慮はいりませんからおはいりなすって」 お蝶を招き入れて、自分も草鞋とべんけいを戸口の隅におきました。
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ともあれ、どうやら、あなたは今踊りだしたいらしいですな。遠慮はいりません、踊りなさい。
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「何もあたしからお頼みしてお出でいただいたというわけでもなし、どうぞ、ご遠慮はいりませんよ」 「おい、タミヤ」 グインは肩をすくめる。タミヤはそのようすを見た。
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な、殴りたくなったでしょう!え、遠慮はいりませんよ!
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遠慮はいりませんから。貧乏学者に金や物を出せと言つたつて無理でせう。
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遠慮はいりません。どうぞどうぞ客室に。
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