道國
全て
名詞
2 の例文
(0.00 秒)
-
ことにそのなかの井部李花君に就いて私は斯ういふ話をした。私がこちらに來る四五日前、一晩東海道國府津の驛前の宿屋に泊つた。宿屋の名は蔦屋と云つた。
...
-
条約改正が日本の大きな課題となり、朝鮮、中国に進出して西洋に対抗しようという意識に基づく国権小説として、須藤南翠『春暁撹眠痴人之夢』、大隈重信を描く春屋主人『外務大臣』、塚原渋柿『条約改正』、末広鉄腸の政治主張そのままにロシアとの対抗を説く『明治四十年の日本』などが現れる。日清戦争以降には、内田魯庵「政治小説を作るべき動機」などの政治小説論が現れ、巖谷小波『蝸牛』、内田『鐡道國有』などが生まれ、また社会悪を衝く川上眉山『書記官』や、社会の底辺を描く広津柳浪『黒蜥蜴』など深刻小説、悲惨小説とも呼ばれる社会小説が書かれた。社会主義運動家でもあった堺利彦訳のエミール・ゾラ『労働問題』など翻訳ものの他、木下尚江『火の柱』などは社会の非人間性を訴え、大正期以降のプロレタリア文学へと繋がっていく。
...
アマゾンで検索:道國