過す

全て 動詞
848 の用例 (0.01 秒)
  • それから二年というもの、僕は彼等の噂を少しも聞くことなしに過した。 モーパッサン/新庄嘉章『ある女の告白』より引用
  • もう何年もこのように静かな自分一人の夜の過し方をしたことはない。 井上靖『私の西域紀行(下)』より引用
  • 気管支が悪いと医者に注意されもしたし、雨の日など寝て過したりした。 田畑修一郎『鳥羽家の子供』より引用
  • 許されなくても、斯うでもしてゐなければ夜の過しやうが無いのである。 牧野信一『西瓜喰ふ人』より引用
  • 私は、自分のおそれの感情を、そのものとしては気づかずに過してきた。 竹内好『近代の超克』より引用
  • 毎日が毎日Kはそんなふうな希望を養って過していたわけではなかった。 カフカ/中野孝次訳『審判』より引用
  • そして一駅乗り過して周章てて降りた時、左手には新聞だけ持ってゐた。 原民喜『忘れもの』より引用
  • 私はお多賀さんと別れてから、ひどく長いように思われる時間を過した。 豊島与志雄『復讐』より引用
  • 君がこの最後の夜を僕の傍で過してくれるものと、思っていてもいいかね。 ジッド/石川淳訳『背徳者』より引用
  • 多分、あの女は事業のため夫とはあまり一緒に過していないと想像される。 松本清張『陸行水行 別冊黒い画集2』より引用
  • このまま九年もこういう所にかがんで青春を無駄に過す気持はないらしい。 松本清張『象徴の設計 新装版』より引用
  • この一日を家族のなかで過すにはあまりに気持が顛倒てんとうしているのを感じた。 モーパッサン/杉捷夫訳『ピエールとジャン』より引用
  • 自分は最後の病院の夜を、もっとほかのことを考えて過さねばならぬ。 井上靖『崖(上)』より引用
  • 二人でともに過したあの一年、彼女がそばに来るといつもそうだった。 ロッデンベリイ『スター・トレック』より引用
  • ぼくは、戦争の直後、シカゴで彼らのもとに二日を過したことがあった。 フィッツジェラルド/野崎孝訳『グレート・ギャツビー』より引用
  • それまでの間をどう過したらいいかと思っているときに瑛子が言った。 山口瞳『人殺し(下)』より引用
  • そこでその野馬の糞を沢山集めて火を拵えてその夜はそこで過しました。 河口慧海『チベット旅行記』より引用
  • 感謝祭の前後を、カリフォルニアの親類ででも過そうというのであろう。 宮本百合子『南路』より引用
  • その日も私は英子の机に倚りながら頼り無いような幸福の時間を過した。 豊島与志雄『運命のままに』より引用
  • そしてわたしは一人で、あと三週間を過さなければならないのだから。 夏石鈴子『バイブを買いに』より引用
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