遂に

全て 副詞
9,884 の用例 (0.02 秒)
  • なよ竹の遂に折れなかったという報告はこれで十分であるとかれは思った。 岡本綺堂『小坂部姫』より引用
  • わたしはそれをいつまでも待っていたが遂に見ることが出来なかった。 魯迅『村芝居』より引用
  • しかし心の余裕を失っていた彼は、そのとき遂に気付かないでしまった。 海野十三『地球盗難』より引用
  • 甥がいくら苦心しても、人工の雨では遂に彼を呼ぶことができなくなった。 岡本綺堂『二階から』より引用
  • 最後のウラゴーゴルの姿も、遂に天井の向うに見えなくなってしまった。 海野十三『地球盗難』より引用
  • その結果、遂に世界連合会議は具体的に行動を始めることを発表した。 丘丘十郎『地球発狂事件』より引用
  • 遂にくさめが出るに及んでも、それを出さないように最後まで抑止する。 海野十三『海野十三敗戦日記』より引用
  • 彼は遂に、眼から入ってきた蠅男の姿に、幻惑げんわくされてしまったのである。 海野十三『蠅男』より引用
  • つひに倒れし宮は再びつべき力も失せて、唯声をたのみに彼の名を呼ぶのみ。 尾崎紅葉『金色夜叉』より引用
  • 鴎外は遂にその本領を示したことがないといって攻撃していたものである。 蒲原有明『夢は呼び交す』より引用
  • 彼女の許しなしにはついに咲く機会のなかつたにちがひない菊の花なのだ。 神西清『青いポアン』より引用
  • それが病みつきとなって、遂には切っても切れぬ仲となったのである。 蒲原有明『夢は呼び交す』より引用
  • よき環境に置かれ、よき指導者を得、彼女は遂にこれまでになつたのだ。 岸田国士『女優リイヌ・ノロのこと』より引用
  • 西覗きは案内者も位置を知らないので、二人で探して見たが遂に分らなかった。 木暮理太郎『奥秩父の山旅日記』より引用
  • 漢になつて白、青、黄、赤の帝に黒帝を増したから遂に五帝の祠が出來た。 幸田露伴『道教に就いて』より引用
  • それが警察の耳にはいって、かれは遂に拘引されることになったのであった。 岡本綺堂『探偵夜話』より引用
  • 此の如き要求を感ぜざる者は遂に形而上的生活に參することが出來ない。 阿部次郎『三太郎の日記 第一』より引用
  • その間、一言も発しないたけ子は、遂にゐたゝまらないやうに座を立つ。 岸田国士『ゼンマイの戯れ(映画脚本)』より引用
  • 而してぶツつり下を向いて腕を組むと遂に彼れの心の底の蓋が口をいた。 有島武郎『半日』より引用
  • この鍵がなくては遂に彼を理解することは出來ないであらう。 梶井基次郎『詩集『戦争』』より引用
  • 次へ »