逸早く

全て 形容詞 副詞
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  • 亀吉が逸早いちはやく門の前の様子を見て、藤兵衛の立っているところに戻った。 松本清張『鬼火の町 新装版』より引用
  • 蚊のほうは、わざわざ音をたてて逸早く知らせてくれるではありませんか? ヴィドック/三宅一郎訳『ヴィドック回想録(2)』より引用
  • さうして、こはい目を見つけたものが逸早く店の女へ合圖あひづをするのであつた。 下村千秋『天国の記録』より引用
  • 出来て来たかと思うと隣の李逵りきいち早く横から取って食ってしまう。 吉川英治『新・水滸伝(四)』より引用
  • 飛び立つような思いを葉子は逸早いちはやくも見事に胸の中で押し鎮めてしまった。 有島武郎『或る女』より引用
  • 砲身は当時の最新技術である自緊砲身を採用し、製造に逸早く成功した。
  • じっと様子を見ていて、私を罠に落とそうとしているのをいち早く見抜いた。 ヴィドック/三宅一郎訳『ヴィドック回想録(3)』より引用
  • 忠興のことだから、秀吉の周囲の雲行きを逸早いちはやく読んだかも分らない。 井伏鱒二『小説日本芸譚』より引用
  • 風呂とは、江戸市民がこうしたことを逸早く知る場だったのだ。 西沢爽『雑学艶学』より引用
  • 戦後は業界の中でも逸早くコンピュータ分野に進出した。
  • 逸早く潜水艦を有効利用したのはドイツ帝国であった。
  • その上に蕩揺する表情によって、逸早く吉凶を判断しようというのである。 久生十蘭『魔都』より引用
  • 男は逸早いちはやく彼の押へしシォールの片端かたはしを奪ひて、そのうちに身をれたり。 尾崎紅葉『金色夜叉』より引用
  • 舞台ではプロモーション映像や劇中映像等を逸早く取り入れていた。
  • 吉三郎は長老の身を守らうとして逸早いちはやくそのわきに来て立つてゐた。 長与善郎『青銅の基督』より引用
  • 所が、杉江の眼が逸早いちはやく飛んだのは、一番上段にある内裏雛だいりびなに注がれた。 小栗虫太郎『絶景万国博覧会』より引用
  • 逸早く一一〇番通報した葉子にしても、影の着衣は記憶していない。 津村秀介『湖畔の殺人』より引用
  • その五人ごにんは、逸早いちはやおもてし、そとより石門せきもんをピシヤツとぢた。 出口王仁三郎『霊界物語 rm 13 20080623』より引用
  • 臺所の板の間に居たお駒は、京子の姿を見ると逸早いちはやく裏口へ逃げ出した。 上司小剣『天満宮』より引用
  • 日本軍襲撃の報を、朝鮮の政府が明第十三代の皇帝神宗しんそう逸早いちはやくも告げた事は前に述べたが如くである。 菊池寛『碧蹄館の戦』より引用
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