逞しい

全て 形容詞
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  • 眼は又左衛門の坐った太い膝と、その上に置いた逞しい手とを見ている。 松本清張『かげろう絵図(上)』より引用
  • 少しはなれた位置にたくましい男性がひとりいましたけど、関係なさそうです。 田中ロミオ『人類は衰退しました 02』より引用
  • わたくしは黒人のうちに、これほど背が高く逞しい男を見たことがない。 バットゥータ/前嶋信次訳『三大陸周遊記』より引用
  • 彼女はまた、夫がどんな空想を逞しくしているかをも、よく知っていた。 チェーホフ/中村白葉訳『チェーホフ短編集「燈火」』より引用
  • 三たび太陽はその威をたくましくし始めたけれど、幸いにして西に没したり。 ニューコム・シモン『暗黒星』より引用
  • そこには近代的な実用の美も逞しい生活のエネルギーも感じられない。 豊島与志雄『意欲の窒息』より引用
  • 私は最初に感じたたのもしさの何十倍もの強さで、自分をたくましいと思った。 半村良『赤い酒場』より引用
  • きっと貴族に取り入ろうとする男や女たちのほうがたくましいからだろう。 支倉凍砂『狼と香辛料Ⅱ (電撃文庫)』より引用
  • と、すぐにモオリスは逞しい腕で体を持ち上げられたような感じがした。 アレクサンドル・デュマ/鈴木豊訳『赤い館の騎士(上)』より引用
  • 吉良のたくましい首筋の前方には髪をなびかせて雲に乗る僕僕の背中が見える。 仁木英之『僕僕先生』より引用
  • しかし私は何故に昔から、嫌な想像力ばかりが逞しくなっていたのでしょう。 岩井志麻子『黒焦げ美人』より引用
  • やがて葉が落ちてしまうと、太く逞しい幹だけになってしまうのだろう。 井上靖『私の西域紀行(下)』より引用
  • そのとたん、御鏡と随風の間に忽然こつぜんと一人のたくましい男の姿がき出した。 半村良『産霊山秘録 上の巻』より引用
  • 仔細に見るとそれらの者はいずれもたくましい体をした働き盛りの若者である。 国枝史郎『沙漠の古都』より引用
  • やっぱり根に純枠でたくましいものを持って生れついて呉れたせいであろうか。 岡本かの子『母子叙情』より引用
  • 気がつかぬうちに、修子もそんな逞しさを身につけたのかもしれない。 渡辺淳一『メトレス 愛人』より引用
  • 男の逞しい腕が彼女の華奢な腰を引き寄せ、半ば彼女の足は宙に浮いた。 深草小夜子『悪魔の皇子 アストロッド・サーガ』より引用
  • さうすると次の建設者が逞しき野性を加へて鎌倉時代をつくつたのである。 吉川英治『折々の記』より引用
  • 逞しい腕を持つラザラスの額の傷は、もはや跡かたもなく消えていた。 ジェイムズ・ブリッシュ『10 最後〔オメガ〕の栄光』より引用
  • そう言った秋音ちゃんは、たくましく、美しく、やさしい女性の顔をしていた。 香月日輪『妖怪アパートの幽雅な日常⑦』より引用
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