透かし

全て 動詞 名詞
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  • 作業台の脚の間を透かして見ると、炉の前の床に三人の女が座っている。 坂東眞砂子『旅涯ての地(上)』より引用
  • しかし、標準的な透かしよりもより鋭い縁取りで区別することができる。
  • 彼はこの二三カ月間ついぞ、日の光にかして湯の色をながめた事がない。 夏目漱石『門』より引用
  • 露が一面についているガラス戸を透かして広い岩風呂の湯面が見えた。 高橋克彦『私の骨』より引用
  • ただよう霧を透かしてやっと見たかぎりでは、その部屋は七角形だった。 ムーア『大宇宙の魔女―ノースウェスト・スミス』より引用
  • それから例の小箱から別の便箋を取り出し、その一枚を透かして調べた。 ルブラン/山辺雅彦訳『水晶の栓』より引用
  • 私は素早く三つの道をかしてみたが、猫の子一匹、眼に入らなかった。 海野十三『ゴールデン・バット事件』より引用
  • 現在では一般的になっているが透かしの上には印刷がされていない。
  • 声をかけると、緞帳どんちょうかして遠くを見ていた雛田の視線が戻ってくる。 来楽零『ロミオの災難』より引用
  • だが逃げる様子はなく、黙ってこちらを透かし見るようにして立っている。 藤沢周平『よろずや平四郎活人剣(下)』より引用
  • 自分を透かし見るような視線から解放されて、竜憲はほっと息を吐いた。 新田一実『魔鏡の姫神 霊感探偵倶楽部』より引用
  • 天沼は腕時計を透かし見るようにして、一呼吸遅れた感じで口を開いた。 夏樹静子『女検事 霞夕子 螺旋階段をおりる男』より引用
  • もう少し持ちあげて下から見ると、透かしが入っているのがわかった。 眉村卓『不定期エスパー4』より引用
  • このカメラで撮影すると、その物の内部を透かした写真が撮影できる。
  • 終わりはただ速やかに浸透し、この時代に現れた彼の体をかしていく。 奈須きのこ『Fate/stay night 凛 Unlimited Blade Works TrueEnd Brilliant Years』より引用
  • 普通の人間の肌は、背後の桜の花々を透かして見せたりしないものだ。 今野緒雪『マリア様がみてる 19 イン ライブラリー』より引用
  • お日さまの光が、虫に食われた葉をかして、ちらちらと光って見えた。 上橋菜穂子『獣の奏者 Ⅳ 完結編』より引用
  • 霧を透かして射しこんできた朝陽が、濃い翳を彼女の肌に落としていた。 三雲岳斗『カーマロカ 将門異聞』より引用
  • その傷跡を透かして、彼女の頬の白さが見えてきそうなくらいだった。 小川洋子『薬指の標本』より引用
  • ここを走る時にはいつも、彼は海をかした闇に解き放たれて行った。 小川国夫『逸民』より引用
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