追い駈ける

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  • 彼は自分の頭がどこまで動くのか、その動く後から追っ駈けた。 横光利一『上海』より引用
  • あたしが後から追い駈けてゆくと、扉の所で二人が話しているの。 甲賀三郎『ニッケルの文鎮』より引用
  • 彼女かのじょわたしけてるとまたいうのだ。 横光利一『鳥』より引用
  • 彼女は悪夢の中で恐ろしいものに追っ駈けられてでもいる感じで、夢中に走りつづけた。 江戸川乱歩『江戸川乱歩全短編03 怪奇幻想』より引用
  • 乞食の子供が彼の後から横になって追っ駈けて来た。 横光利一『上海』より引用
  • 私は彼の名を呼びながら追い駈けたがとても追いつけなかった。 海野十三『地獄街道』より引用
  • すると浜べの敵影も、波打ちぎわをつたッて、追ッ駈け追っ駈け、罵った。 吉川英治『私本太平記』より引用
  • 火の玉が三つどもえになって、互いに追っ駈け合っているのであった。 橘外男『生不動』より引用
  • そして怪しい素振りでもあったら、追っ駈けて行こうと用意した。 国枝史郎『沙漠の古都』より引用
  • それでも李生は逃がしてたまるものかという気で、どんどん追っ駈けて往った。 田中貢太郎『申陽洞記』より引用
  • 起き上がるなりぼくは電車の影を目がけて追っ駈けていた。 吉川英治『忘れ残りの記』より引用
  • 二人は川向うで、きゃっきゃっ笑いながら追い駈けっこをしている。 チェーホフ・アントン『決闘』より引用
  • しかしあとから駅夫が大声を出して追い駈けて来たりすると気の毒だと思ってちょっと躊躇する。 和辻哲郎『停車場で感じたこと』より引用
  • 店番をしていた若者はびっくりして後をけた。 海野十三『鞄らしくない鞄』より引用
  • 李生はどこまでもとその獲物を追っ駈けた。 田中貢太郎『申陽洞記』より引用
  • 倶楽部へ来たときから、一しょに話していた男が、跡から足を早めて追っ駈けて行った。 森鴎外『青年』より引用
  • 義勇隊は出没する暴徒の爆弾を乗せたトラックを追っ駈け廻した。 横光利一『上海』より引用
  • 伊勢崎部屋の若い者が追い駈けたが、みるみる引き離されてしまったらしい。 もりたなるお『土俵に棲む鬼 相撲小説集』より引用
  • そのすぐ後からパトカーがサイレンを鳴らして追い駈けてゆく。 上西晴治『十勝平野(下)』より引用
  • と叱りつけるようにして、その後から一人の男が大急ぎで蒲団を広げて追っ駈けてゆくところであった。 橘外男『生不動』より引用