返す

全て 動詞
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  • それから、返したいものは、彼がくれた二枚の写真のうち一枚の方です。 久坂葉子『幾度目かの最期』より引用
  • わざわざしなくてもよさそうな質問に、これまた同様な答えが返された。 芦辺拓『月蝕姫のキス』より引用
  • つまり模品もひんだということを承知しただけにとどまって、返しはしなかった。 幸田露伴『骨董』より引用
  • 何気なく罫紙を取り上げて裏を返して見ると三四行の英語が書いてある。 夏目漱石『虞美人草』より引用
  • ときに武帝は将士たちが戦いに疲れているのを見て、軍を返そうとした。
  • わたしは鍵を返した上で、わたしの好奇心は十分に満足したことを話した。 リットン・エドワード・ジョージ・アール・ブルワー『世界怪談名作集』より引用
  • 仲間はだれひとりとして、彼女に言葉を返す勇気のあるものはなかった。 神西清『アッタレーア・プリンケプス』より引用
  • 新十郎がその報告書と日記を返しに来たのは一週間ほどの後である。 坂口安吾『明治開化 安吾捕物』より引用
  • 御時世がようなったら、十倍にも百倍にもして返そうと思っとるんじゃ。 菊池寛『義民甚兵衛』より引用
  • あの子は行ってしまった母を呼び返そうとして必死に叫んでいたのだ。 石川達三『充たされた生活』より引用
  • 一方に復興の東京は彼女達職業婦人の多数を第一の職業に呼び返した。 夢野久作『東京人の堕落時代』より引用
  • おまえは人殺しをしてから、入ってきたのと同じ道をひき返そうとした。 ルブラン/大野一道訳『怪盗紳士アルセーヌ・ルパン』より引用
  • つまり模品だといふことを承知しただけに止まつて、返しはし無かつた。 幸田露伴『骨董』より引用
  • 彼がそれにことばを返さないうちに、庭の木戸から母親の呼ぶ声がした。 シュトルム/石丸静雄訳『みずうみ・三色すみれ』より引用
  • 肥料代は知れたものだが、収入のうちから日張博士に返すことにしよう。 岸田国士『秋の雲』より引用
  • あと、二度までも近在の寺に頼んだが、そのいずれからも返して来ます。 泉鏡花『半島一奇抄』より引用
  • 明日の朝までとお言いだから貸してやッたら、それッきり返さないのさ。 広津柳浪『今戸心中』より引用
  • さう彼はひとり決定すると、急に掌を返すやうな爽快な気持ちになつた。 横光利一『マルクスの審判』より引用
  • 返さなくともいいと言ったのはまずかったかな、とも善右衛門は思った。 藤沢周平『日暮れ竹河岸』より引用
  • 一度書き表はされたことは其物が失はれぬ限り再び書き返す必要がない。 阿部次郎『三太郎の日記 第一』より引用
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