辛うじて

全て 副詞
3,582 の用例 (0.02 秒)
  • 彼は冴子の許可の下に辛うじてそれらの使用を許されているにすぎない。 森村誠一『分水嶺』より引用
  • このホテル代ぐらいはかろうじて残っているが、明日も困るという具合だ。 赤川次郎『自殺行き往復切符』より引用
  • 彼はそのまま失神しそうになるのを辛うじて耐えて、部屋を出て行った。 森村誠一『分水嶺』より引用
  • 人々の背に支えられ、体をのけぞらせるようにして辛うじて立っている。 吉村昭『羆』より引用
  • 辛うじて戦場を逃げられたものの、いつ追撃の手がかかるかわからない。 千葉暁『アルス・マグナ4 大いなる秘法 邪教の都』より引用
  • 壁の左の方に一つだけある窓から、外はまだ明るいことが辛うじてわかる。 森博嗣『G 03 τになるまで待って』より引用
  • 彼は境内の入口にある老松の幹に手をついて辛うじて身体を支えていた。 辻邦生『天草の雅歌』より引用
  • 辛うじて女子の声だというのはわかるけど、人物の特定はできそうにない。 井上堅二『バカとテストと召喚獣 03』より引用
  • 彼女はすぐ意識をとり戻し、私に支えられ、岩を背に辛うじて立っていた。 辻邦生『北の岬』より引用
  • 私の眼は、辛うじてその呪いの文字を見分けるだけの力がございました。 サド/澁澤龍彦訳『恋のかけひき』より引用
  • 定吉はかろうじてそう言うと、通路に倒れている小説家の死体に目を向けた。 東郷隆『(定吉七番シリーズ 5) 太閤殿下の定吉セブン』より引用
  • あれは多分当時の私の若さがそれらをかろうじて堪えさせた結果にちがいない。 島尾敏雄『魚雷艇学生』より引用
  • その通りではなかったのかといいたいところを、るいは辛うじて我慢した。 平岩弓枝『御宿かわせみ 07 酸漿(ほおずき)は殺しの口笛』より引用
  • 今はただ、この友の名を口にすることが、本能に辛うじて制動をかける。 森村誠一『分水嶺』より引用
  • 輸出で辛うじて生産量を維持していたが、それだけでは採算は合わない。 佐藤正明『ホンダ神話 教祖のなき後で(上)』より引用
  • その声は辛うじて動いている唇からまるで蒸発して出てくるかのようであった。 ツルゲーネフ/佐々木彰訳『猟人日記(下)』より引用
  • それは古び、薄れて消えかかってはいたが辛うじて電という字が読めた。 吉田知子『無明長夜』より引用
  • 牧田は辛うじて二段上ったばかりで、とてもその上へは進めなかった。 坂口安吾『明治開化 安吾捕物』より引用
  • なぐられる寸前に、自分の鼻の前に手を入れて殷雷は、かろうじて防御ぼうぎょした。 ろくごまるに『封仙娘娘追宝録04 夢をまどわす頑固者』より引用
  • 辛うじて二口か三口のパンをかじり、数滴の水を飲んだだけであった。 アレクサンドル・デュマ/泉田武二訳『モンテ・クリスト伯(1)』より引用
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