轟々と

全て 副詞
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  • 流れの前に地面が口を開け、川は轟々と眼の前で呑みこまれていたのである。 クラーク『都市と星』より引用
  • 南の方からも水は来て、すぐ窓の下を轟々ごうごうと音たてて流れている。 大下藤次郎『白峰の麓』より引用
  • 自分の上に轟々と落ちて来る波に押さえつけられ、もみくちゃになった。 片岡義男『波乗りの島』より引用
  • いかりと苦しみと混乱とが渦巻うずまく音が、轟々ごうごうと聞こえてくるようだった。 香月日輪『妖怪アパートの幽雅な日常③』より引用
  • 数頭のケンタウルスが吼えるように声援し、他の何頭かは轟々と笑った。 ローリング『ハリー・ポッターシリーズ 05b ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団(下)』より引用
  • 田中という存在は金が轟々と音を立てて流れていく太いパイプのようなものだった。 水木楊『田中角栄 その巨善と巨悪』より引用
  • 激しく樹林がそよぎ、轟々と山全体が雨に鳴っているような気がした。 田久保英夫『深い河』より引用
  • 夏の終りまでいたので、土用波が立って、波の音が轟々とひびいてくる。 吉行淳之介『犬が育てた猫』より引用
  • 電車が二つばかり轟々ごうごうと音を立てて私の背後うしろの線路を横切った。 夢野久作『暗黒公使』より引用
  • と思うといかずちの音が、必ず空をきむしるように、続けさまに轟々ごうごうと爆発した。 芥川竜之介『素戔嗚尊』より引用
  • 沈黙の中、ただ潮風だけが轟々と、男の煙草から紫煙を運び去ってゆく。 虚淵玄『鬼哭街』より引用
  • 土手にならんださくらが今をさかりとみだれ、風がくと満桜まんざくら轟々ごうごうと散った。 香月日輪『大江戸妖怪かわら版② 異界から落ち来る者あり 下』より引用
  • 歯車はきりきりと音をたてて廻り始め、加速度に乗って轟々ごうごうと回転した。 大藪春彦『野獣死すべし』より引用
  • 竜介が窓のガラスを下ろすと、轟々と水の流れる音が聞こえてきた。 西風隆介『神の系譜Ⅱ 真なる豹』より引用
  • そしてその叫びのために、野面全体がしばらく轟々と鳴り響いていた。 ゴーゴリ/原久一郎訳『隊長ブーリバ』より引用
  • そしてそれと一しよに轟々と云ふ音がしました。 ファーブル・ジャン・アンリ『科学の不思議』より引用
  • 船橋ブリッジに上って見ると船はもう轟々と唸りながら半回転しかけていた。 夢野久作『爆弾太平記』より引用
  • 長距離輸送の十トン積みトラックが轟々と地響きをたててすれちがった。 大藪春彦『血の罠(v1.0)』より引用
  • その目の前を、細い道をへだてて、轟々と地下鉄が通っていった。 安藤鶴夫『巷談 本牧亭』より引用
  • 耳元で轟々と唸る風のせいでこの距離でも互いの肉声は届かないのである。 榊一郎『神曲奏界ポリフォニカ 03 スパーティング・クリムゾン』より引用
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轟々と の使われ方