軽軽と

全て 副詞
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  • 藩政を一新するためには、人も機構も軽軽と動かなければならぬと治憲は思っている。 藤沢周平『漆(うるし)の実のみのる国(下)』より引用
  • 重兵衛の身体は軽軽と持ち上がって、一瞬地面から足が浮いた。 藤沢周平『麦屋町昼下がり』より引用
  • 瀬川は唄子の身体を軽軽と抱え、二脚の椅子の間に渡した。 泡坂妻夫『喜劇悲奇劇』より引用
  • 向うから、明るい色の背広を軽軽と着て、片岡鉄兵君が歩いて来る。 岸田国士『幕が下りて』より引用
  • 年増はふうふうふうと云ふやうに笑ひながら、譲の体を軽軽と抱きあげて寝台の上へ持つて行つた。 田中貢太郎『蟇の血』より引用
  • 軽軽と去っていい男たちではなかったと、いまの藩の情勢を考えあわせながら、治憲は思っている。 藤沢周平『漆(うるし)の実のみのる国(下)』より引用
  • すれ違いざまに相手の胴に一撃を送ったが、勘十郎は軽軽とかわした。 藤沢周平『よろずや平四郎活人剣(下)』より引用
  • 鎧武者は片手に大きな斧をもち、それを羽根のように軽軽とふりまわしていた。 P・J・ファーマー『階層宇宙の創造者』より引用
  • 殻のやうに痩せた病人の体は、軽軽と離屋の方へと持ち運ばれた。 田中貢太郎『黒い蝶』より引用
  • 闊達かつたつに一礼して、裕子が持っていたスーツケースを軽軽と持ち、先きに立って改札口の方へ歩いて行った。 泡坂妻夫『折鶴』より引用
  • そのとき力尽きた厩中間が手綱をはなしたので、沖風はさらに軽軽と走り出した。 藤沢周平『秘太刀馬の骨』より引用
  • 特に真面目に聞くべきことでも無論なく、今は過ぎ去ったこととして軽軽と取り扱う千鶴子の返事に、矢代は、この人の過去には自分との間に似た幾経過もあったこととも察せられて来るのだった。 横光利一『旅愁』より引用
  • 治憲は軽軽と馬を走らせていた。 藤沢周平『漆(うるし)の実のみのる国(下)』より引用
  • 宋色の長槍ながやり麻幹おがらのように軽軽とまわし、みるみる敵をたおしてゆく様は、正しく阿修羅あしゅらとしか云いようがない。 隆慶一郎『一夢庵風流記』より引用
  • 三たび、勘十郎は剣を軽軽と上段に構えた。 藤沢周平『よろずや平四郎活人剣(下)』より引用
  • あまりに斜面を登ってくる足取りが軽軽と逞しく、それとその人物のどこか気弱な雰囲気とがそぐわなかったので結びつくのに時間がかかった。 小野不由美『屍鬼(下)』より引用
  • もう彼の前には、そのすぐ鼻先で軽軽と尻で拍子をとっている、マホーチンの栗毛のグラジアートルと、もう生きた心地もないクゾヴリョフを乗せて、トップを切っている美しいディアナの二頭だけになってしまった。 トルストイ/木村浩訳『アンナ・カレーニナ』より引用
  • それはたぶん、パパにその大きな手であたしの胴をつかんで軽軽と宙にもちあげてもらい、くすくす笑いながら小鳥がついばむようなキスをパパの唇にするならわしとともに、棲みついたのでしょう。 倉橋由美子『聖少女』より引用
  • 必死に斬りむすんで、若い家士の方は斬り倒したものの、軽軽と脇差を扱う中間には、一指も染めることが出来ない。 藤沢周平『玄鳥』より引用
  • 「やめなってば、竹ちゃん」おたかは声をひそめて叱り、体重をかけて竹二郎の腕の中から遁れようとしたが、その躰は逆に、竹二郎の腕に軽軽と持ち上げられていた。 藤沢周平『又蔵の火』より引用
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