軽軽しい

全て 形容詞
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  • 軽軽しく人気歌手の名など口に出さないような知的な雰囲気があった。 泡坂妻夫『亜愛一郎の逃亡 (亜愛一郎シリーズ3)』より引用
  • そんなことを軽軽しく言ってるとFAF情報軍にしょっぴかれるぞ。 神林長平『戦闘妖精・雪風(改)』より引用
  • 父親のいつ果てるともしれぬ無意味な苦行が、軽軽しいことを禁じていた。 クーパー『(闇の戦い3)灰色の王』より引用
  • 若い者のやることは、慎重に考えて行動しているようでも、どこかに軽軽しく上っ調子なものがまじっていることがあるものだ。 藤沢周平『風の果て(上)』より引用
  • あまり重苦しい人間もつき合い辛いが、この手の軽軽しいのとも一緒に飲む気はせぬ、と重兵衛は思った。 藤沢周平『麦屋町昼下がり』より引用
  • 都合でしかものの云えぬ私のようなものにとっては、芳枝のような人間とのつき合いは、軽軽しく思い捨てるべきではない。 尾崎一雄『暢気眼鏡』より引用
  • 外国へまいりましたときは、帰れば母との約束のまま、母の奨める人とと、そんなに軽軽しく考えておりましたのに、こんなに自分も変ってしまいましたのは、どういう神さまのお気持ちでございましょうか。 横光利一『旅愁』より引用
  • 軽軽しい男には違いないが、伊部はバカではない。 藤沢周平『よろずや平四郎活人剣(上)』より引用
  • 江戸弁のせいか、少少軽軽しい男に見えた。 藤沢周平『風の果て(下)』より引用
  • と三弥が少し軽軽しい口調で言った。 藤沢周平『麦屋町昼下がり』より引用
  • 少少軽軽しい感じはあるが、清助は色白のいい男だった。 藤沢周平『よろずや平四郎活人剣(下)』より引用
  • 極度に反動的な言動で識者の神経を逆撫さかなでするのが、しばしば、道化師のようにも見えたが、軽軽しいその態度を、敏彦は生活のためとみていた。 小林信彦『ビートルズの優しい夜』より引用
  • もう一つ、龍太郎は、善太郎に、信子のことでも、自重を促したいのであったが、それも、軽軽しくは、いえないような気がしていた。 源氏鶏太『天上大風』より引用
  • なんで多江が、心中などという古風な、色恋のゆきつく先を、軽軽しく口にいたしましたかと言えば、壬生が、或る時、夏も終りの頃でした。 中里恒子『時雨の記〈新装版〉』より引用
  • 軽軽しくセックスをしたくなかった。 ジョン・ヴァーリイ『ブルー・シャンペン』より引用
  • 市之丞は図書のそういう話しぶりを、自分の大物ぶりを誇示するための説教だとこきおろしたが、たしかにその程度にしか思われない軽軽しいところが図書の態度にはあって、そのために反執政派といった生ぐさい色合いは、図書の講釈からは匂って来なかったのだ。 藤沢周平『風の果て(上)』より引用
  • かような自尊自負の心ある女子が軽軽しく他の誘惑に陥る訳もなく、離婚沙汰を惹起ひきおこすような結婚を致す訳もなく、社交や処世において不都合を仕出かす訳もなく、夫に対しては貞淑な妻、子に対しては賢明な母と成り得るに違いありません。 与謝野晶子『離婚について』より引用
  • 殊に久慈のそのときの軽軽しい諧謔が、旅先とはいえ眼について、傍にいた真紀子の洋装まで品下った皺の潜むように見え、初めの悽艶な句にまで挿話の汚紋が滲みのぼって来る曇りを覚えた。 横光利一『旅愁』より引用
  • 伊部はあくまで軽軽しく言った。 藤沢周平『よろずや平四郎活人剣(上)』より引用