軽軽
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副詞
4 の用例
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僕等は彼等の作品に随喜する人人にも賛成出来ない。
けれども亦彼等の作品を一笑してしまふ人人にもやはり軽軽に賛成出来ない。
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芥川竜之介『澄江堂雑記』より引用
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カムシンは鋭く棒を振って『カデシュの心室』を解いた。
崩おれそうになる少女を片手で軽軽支え、悠二に預ける。
危なっかしくそれを受け取りつつ、悠二は焦って訊く。
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高橋弥七郎『灼眼のシャナ 第07巻』より引用
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日蓮正宗などの言い分によれば、日精上人は間違いを犯したことになる。
上記の二事項は、一見類似したことであるも、江戸時代に大石寺法主となった日精上人が行ったことと、現代の創価学会が行った状況とを、同一に論じることは、軽軽に判断できかねる問題である。
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朝田はその手紙の中で、きわめて曖昧な文句を使っているものの、石見守が何ごとか新たな提案をしたのに対して、きびしい警告を発していた。
「御考ヘノ如キハ御自身ヲ危クサレル恐レ甚ダ大ニシテ」、「軽軽ニ着手サレルコト固ク無用ト心得ラレタク」、「独断コトニ及バレテハ身ノ破滅ヲ招来スベク候」といった文言は数通の手紙の中から見つかり、その時期は昨年の夏から秋に集中していた。
新しく発見された事実のもうひとつは、心おぼえの紙片に書きつけてあった一人の医者の名前である。
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藤沢周平『三屋清左衛門残日録』より引用