軟らか

全て 名詞 形容詞
143 の用例 (0.01 秒)
  • すこしばかり風が吹いていたが、それすら気持のいいくらい軟らかだった。 堀辰雄『風立ちぬ』より引用
  • 指先から彼の唇の軟らかさが伝わってきたのは、何秒かたってからだった。 小川洋子『薬指の標本』より引用
  • 塩が足りないと、肉面に黒点ができて肉が軟らかすぎて形が整わなくなる。
  • その円筒群の上部からちょうはねのように薄い軟らかな膜が張り出していた。 光瀬龍『たそがれに還る』より引用
  • 若枝は全面に黄褐色の軟らかな毛が密生するが、後にやや無毛になる。
  • 深い海と、軟らかな泥の黒い島のあいだの、家鴨あひるの池とも言えるものだった。 アンデルセン/神西清訳『即興詩人(下)』より引用
  • ガス体やあるいは他の軟らかな物質の塊りなどではない。 三瀬龍『宇宙のツァラトゥストラ』より引用
  • 花は踏みにじられ、軟らかな土の上には、足跡が至る所についていた。 三上於菟吉『踊る人形』より引用
  • 軽く軟らかなビニール製のため、意外性のある球道となる性質を持つという。
  • まことに軟らかに掛けられた時には、彼のからだは以前の場所に、以前と同じに立っていた。 国枝史郎『名人地獄』より引用
  • 源作の言う通り、そこに甚吉を埋めたら、土はもっと軟らかでなければならない。 松本清張『黒の様式』より引用
  • 彼女は、多くの衝撃の力から身体を保護し、様々なエネルギー攻撃を防ぐ軟らかな金属の服を着ている。
  • 最近では皮を軟らかめに仕上げたソフトタイプの物やスティックタイプの物まで存在する。
  • ただ雲があるけれど、大変軟らかで感じのいい雲ですわ。 エミリー・ブロンテ/大和資雄訳『嵐が丘』より引用
  • カシの木にとっては土が軟らかすぎましたので、その中の幾本かは強い風のためにほとんど横倒れになっていました。 エミリー・ブロンテ/大和資雄訳『嵐が丘』より引用
  • 部屋はさすがに葉子のものであるだけ、どことなく女性的なやわらかみを持っていた。 有島武郎『或る女』より引用
  • 部屋はさすがに葉子のものであるだけ、どことなく女性的なやわらか味を持っていた。 有島武郎『或る女』より引用
  • 陥没湖の底は軟らかそうに湿ってい、真中へんに大きな石がいくつかありました。 吉田知子『無明長夜』より引用
  • 長い軟らかそうなスカートから、リボンの付いた靴が片方だけ見えた。 森博嗣『スカイ・クロラ』より引用
  • というのも、その前に彼の軟らかな、鍛えられていない腕が疲れてしまったからだ。 ホメロス/呉茂一訳『オデュッセイア(下)』より引用
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