軟かい

全て 形容詞
112 の用例 (0.01 秒)
  • 目がさめるともう夜で、窓から月の光と軟かい風がはいってきました。 倉橋由美子『聖少女』より引用
  • 軟かな曲線で森にいたる丘のかげに泉はいつから湧いていたのでしょう。 宮本百合子『獄中への手紙』より引用
  • つまり萩のやうな軟かい花は抱一の方が最も善く真の感じを現はして居る。 正岡子規『病牀六尺』より引用
  • 拂曉あけがたからそらあまりにからりとしてにぶやはらかなひかりたなかつた。 長塚節『土』より引用
  • 佳味いからといふので口に入れて見るとぐやりと軟かなものである。 長塚節『しらくちの花』より引用
  • 同じ萩の花でも光琳のは葉が硬いやうに見えて抱一のは葉が軟かく見える。 正岡子規『病牀六尺』より引用
  • そしてもしその皮膚が軟かくて弱かつたらそれから幾日もの間なをらない。 ファーブル・ジャン・アンリ『科学の不思議』より引用
  • いごかねえでろぢいべてえものでもねえか」おつぎはやはらかにいつた。 長塚節『土』より引用
  • 足跡あしあとのくぼみもすぐにりあがって消えてしまうやわらかい泥なのである。 ドイル/延原謙訳『バスカヴィル家の犬』より引用
  • 書き味の軟かさや太さから、美術のデッサンや鉛筆画などにもよく用いられる。
  • 楓の軟かい葉から葉に伝って落ちる点滴の音がやや憂鬱に響いて来る。 宮本百合子『新緑』より引用
  • こうした一種の併し軟かな正直さは場合によっては氏を消極的にしすぎるかも知れない。 戸坂潤『社会時評』より引用
  • 日は暖かに風はぎ、草青く砂軟やわらかに、いくさには絶好の季節であった。 施耐庵/駒田信二訳『水滸伝(五)』より引用
  • その時軟かく自分の肩に手を置く人があった。 有島武郎『星座』より引用
  • 青菜は軟かに見えるけれどそれがどうしてもさびた冬の色である。 長塚節『教師』より引用
  • しかしかたはどれもやはらかいしつですから、みづれるとたいていはします。 浜田青陵『博物館』より引用
  • やせぎすな三十七八の小意気な女が、軟かものを引張って、傍に坐っていた。 徳田秋声『あらくれ』より引用
  • ちひさなくひ毎日水まいにちみづためやはらかにされてつちへぐつとふかくはひつた。 長塚節『土』より引用
  • うしうまでも地上ちじやうやはらかなくさ繁茂はんもする季節きせつれば自然しぜん乾草ほしぐさわらいとふやうになる。 長塚節『土』より引用
  • その穴はどうも軟かそうに見えなかったのだ。 ハインライン『月は無慈悲な夜の女王』より引用
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軟かい の使われ方