蹶然

全て 副詞 名詞
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  • 帝国は今や自存自衛の為蹶然起って一切の障礙を破砕するヽヽヽヽヽヽヽヽヽヽヽヽヽヽヽヽヽヽヽヽヽの外なきなり。 竹内好『近代の超克』より引用
  • われらの祖国日本は今、蹶然立って雄々しく戦いを開始いたしたのであります。
  • 黙礼するやいなや文三が蹶然起上けつぜんたちあがッて坐舗を出て二三歩すると、うしろの方でドッと口をそろえて高笑いをする声がした。 二葉亭四迷『浮雲』より引用
  • 蹶然袂けつぜんたもとを振つてわれは室内に帰りぬ。 正岡子規『従軍紀事』より引用
  • けれど、法子は蹶然けつぜんと立ち上がろうとした。 乃南アサ『暗鬼』より引用
  • するとシャールカーンの騎士百騎は、蹶然けつぜんと馬を駆って、アフランジの騎士百騎に襲いかかり、ここに両軍の軍勢は、巌より固い心をもって、互いに入り乱れました。 佐藤正彰訳『千一夜物語 02』より引用
  • 彼は神を信ぜず佛を信ぜず又聖人を信ぜず、全く傍若無人の言を弄して憚らざるにも係らず、事苟も我國の利害に關すと見れば、蹶然起つて神國を喚び、此神國をどうする積りであるかと詰責するのである。 狩野亨吉『安藤昌益』より引用
  • 忽ち我は病の既に去りて力の既に復せるを感じ、蹶然けつぜんとして臥床ふしどより起ち、人の我側に在らざるに乘じて、壁に懸けたる外套を纏ひ、岸邊なる小舟を招きて、「デイ、フラアリイ」の寺に往かんことを命じつ。 森鴎外『即興詩人』より引用
  • 而してエミール・ゾーラは蹶然として起てり。 幸徳秋水『ドレフュー大疑獄とエミール・ゾーラ』より引用
  • 半宵もし軒をうつ雨の音を聞く時は、蹶然褥を蹴って飛び起き、急ぎ枕頭の蝋燭に火をともして窓を開け放つなり、火影に盆栽の木々の枝葉の濡色を照らし見て、独り自ら娯しむ。 柴田流星『残されたる江戸』より引用
  • 会津藩士の子女は、城下に危急が迫るや、坐視ざしするにしのびず、蹶然けつぜんとしてって、一団を組織して、緑の黒髪をり、義経袴よしつねばかまをはき、白鉢巻しろはちまきをしめ、一刀を帯び、薙刀を小脇にかい込んで、軍事方に従軍を歎願した。 柴田錬三郎『(柴錬立川文庫5) 日本男子物語』より引用