足る

全て 動詞
2,587 の用例 (0.01 秒)
  • しかし私は、この考え方を主張するに足るべき何物をも見たことがない。 ドイル・アーサー・コナン『世界怪談名作集』より引用
  • 現在の自分にはこれ以上のことは徳が足りなくて企て及ばないのである。 阿部次郎『三太郎の日記 第三』より引用
  • いかに人はそれに満足し、いかにそれをもって足れりとしていることか! ユゴー・ヴィクトル『レ・ミゼラブル』より引用
  • 生徒達は少し物足らなそうにどやどやと下に降りていってしまいました。 有島武郎『一房の葡萄』より引用
  • 僕はそれが智慧の足りない彼を打ったかのように彼が見えたと思いました。 直木三十五『金の十字架の呪い』より引用
  • それでも足りないので、わたしは五年のあいだ懲役ちょうえきに行かねばならない。 マロ・エクトール・アンリ『家なき子』より引用
  • ここに能登守が訪ねて来ることは不思議とするに足りないことであります。 中里介山『大菩薩峠』より引用
  • でも、おれは自分で自分の学問の足りないことをよく知ってるからね。 島崎藤村『夜明け前』より引用
  • 日の要求に応じて能事畢のうじをはるとするには足ることを知らなくてはならない。 森鴎外『妄想』より引用
  • 実際の名目は五千人ですけれど、私の観察では少し足らないように思う。 河口慧海『チベット旅行記』より引用
  • 知恵と努力が足らなかったから、原子爆弾でやられたのではないですか? 永井隆『ロザリオの鎖』より引用
  • 之だけでは文学の唯物論的な特性を検出するに足りないという点にある。 戸坂潤『日本の民衆と「日本的なるもの」』より引用
  • どうせ金が足りなければ僕の小さな本の版権でも売つて払ひをするから。 葛西善蔵『浮浪』より引用
  • 智慧ちえの足りない男が無理に洒落れた時には、よくこんな事を云うものだ。 夏目漱石『草枕』より引用
  • 物理学は基礎科学の一つであるからその応用の広いのは怪しむに足らぬ。 寺田寅彦『物理学の応用について』より引用
  • 主人は菓子皿のカステラが一切ひときれ足りなくなった事には気が着かぬらしい。 夏目漱石『吾輩は猫である』より引用
  • わたしの持っている十一スーでは昼食と晩食ばんしょくを食べるには足りなかった。 マロ・エクトール・アンリ『家なき子』より引用
  • 一月の人件費にも足りない金で図書館の選書とカードができるのである。 中井正一『図書館法と出版界』より引用
  • がそれは外から見えないことなので、まああるものと想像しても事は足りた。 豊島与志雄『小説中の女』より引用
  • そして手の足りない時は、座敷へ出て客の相手をもしなければならなかった。 徳田秋声『足迹』より引用
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