越える

全て 動詞
6,450 の用例 (0.01 秒)
  • このベッドに乗るにはベッドの枠柱わくばしらを越えなくてはならないはずだった。 原田義人『審判』より引用
  • それは比較的に容貌きりょうのよくない者と、二十歳はたちを越えている者とであった。 岡本綺堂『半七捕物帳』より引用
  • そして見る見るうちに光の翼は広い畑を越えて窓下に達しそうだった。 牧野信一『鬼涙村』より引用
  • 額から鼻を越えて眼の下にまで延びた三寸ばかりの大きさの傷があった。 大杉栄『続獄中記』より引用
  • 星はいま新聞広告の費用として、月に二十万円を越える額を使っている。 星新一『人民は弱し 官吏は強し』より引用
  • 小さな暗い坂を越えて、私の村へ渡る渡場わたしばへ出た時に友人が云いだした。 田中貢太郎『妖影』より引用
  • そして、見る見るうちに光の翼は広い畑を越えて窓下に達しさうだつた。 牧野信一『鬼涙村』より引用
  • 私などは未だ三十歳を少し越えたばかりの群小作家のひとりに過ぎない。 太宰治『花吹雪』より引用
  • ヴェランダを越えて隣の家から、ラジオの音楽がかすかに聞こえていた。 片岡義男『波乗りの島』より引用
  • 其処には何にも私の心の領域を越えた処から来る眼付がないのだった。 豊島与志雄『蠱惑』より引用
  • 上奏案は僅かの少数で敗れたが、越えて十四日決議案は多数で通過した。 木下尚江『政治の破産者・田中正造』より引用
  • 七十歳を越えられた今日なお絶えず新しいものを勉強されているのである。 三木清『西田先生のことども』より引用
  • その日の午後には、彼はこの丘をあんなに楽しげに越えてきたのだった。 吉田甲子太郎『スリーピー・ホローの伝説』より引用
  • 会話学校のあるビルとウィスキー会社は森を一つ越えるだけでよかった。 開高健『青い月曜日』より引用
  • つまり当時の古い交通路は現代の日本人にも困難なアルプス越えであった。 坂口安吾『安吾の新日本地理』より引用
  • 後はもう夜を待って原住民の包囲線を越えることを試みるだけであった。 ヴェルヌ/大久保和郎訳『グラント船長の子供たち(下) 地の果ての燈台』より引用
  • 青年はこれらの恋愛を越えたる高所を持ちつつ、恋愛を追わねばならぬ。 倉田百三『学生と生活』より引用
  • 五五〇〇人を越える犠牲者を出した地震の、駿美も被災者の一人だった。 清松みゆき/柘植めぐみ/友野詳『妖魔夜行 影と幻の宴』より引用
  • それは男の力で越えようとおもえば、わけもなく越えられるものである。 森村誠一『腐蝕の構造』より引用
  • 単に特殊的なるもの単に歴史的なるものを越え行かねばならない。 西田幾多郎『絶対矛盾的自己同一』より引用
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