賎しい

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  • そんなことになってからのほうがもっと人品賎じんぴんいやしからぬ人みたいになった。 ヘッセ/岩淵達治訳『車輪の下』より引用
  • 恋を馬鹿にするから、結婚がいやしくなり、男女の関係がいびつになるのだ。 武者小路実篤『友情』より引用
  • しかし彼はそう思う自分をいやしく思い、平気で早川をむかえようと思った。 武者小路実篤『友情』より引用
  • あの人は行いは賎しいのですが、それでも先祖の徳がまだたえておりません。 蒲 松齢『阿霞』より引用
  • 彼女は賎しい自分の名前を消してしまいたがっている。 ユゴー/斎藤正直訳『死刑囚最後の日』より引用
  • 自分は賎しい人間ではない、不正な思いを心にいだいているものではないと思うことが出来たから。 武者小路実篤『友情』より引用
  • 生まれが賎しいゆえに格の下の情人と見られているという愚かな考えも同様に消え失せた。 スタンダール/大久保和郎訳『赤と黒(上)』より引用
  • おれが今後する必要のあるヽヽヽヽヽ悪事も、おかげで第一に数が少なくなるだろうし、第二にあんまりいやしいものではなくなるだろう。 スタンダール/大久保和郎訳『赤と黒(下)』より引用
  • おまけに夫人と申すのが、前申したとおり賎しい女と秘密に結婚なすったのですからね。 ルブラン/保篠龍緒訳『813(下)(ルパン・シリーズ)』より引用
  • ところがフーケから安楽な生活ができるようになるための賎しい手段を教えられて以来、彼は自分自身に対して腹を立てていた。 スタンダール/大久保和郎訳『赤と黒(上)』より引用
  • 一体、将軍は女ひでりではあるまいし、賎しい女の摘み喰いなどすべきではないのだ。 稲垣史生『考証[大奥]』より引用
  • やがて私たちが金を賭けるようになると、伯爵はいつも勝を占めては、見るに耐えないいやしい喜びに駆られるのでした。 バルザック/菅野昭正訳『谷間のゆり(上)』より引用
  • 寒さを払う火もあたたかく、 肉のご馳走が山ほどあった、偉い人にもいやしい人にも。 アーヴィング/吉田甲子太郎訳『スケッチブック』より引用
  • そして、それから一週間後に、彼が、あの賎しい軍の犬である野戦憲兵の手に捉まったという話を聞いた。 レマルク/蕗沢忠枝訳『西部戦線異状なし』より引用
  • 生母が賎しい身分のため、延君は同じ王子ながらも世子である異母兄・李とは全く違う周りの慇懃な蔑視を受けながら育った。
  • お伝の生れはきわめて賎しい。 稲垣史生『考証[大奥]』より引用
  • 貧しいということはいやしいことであり、自分すなわちド・ラ・モール侯爵ともあろうものの面目を損なうものであり、自分の娘の配偶者には我慢できぬものであると彼には思われた。 スタンダール/大久保和郎訳『赤と黒(下)』より引用
  • 彼は、あの『賎しい、卑劣な悪漢』のなすがままにされて、防御のすべもない少女に深く同情したのだ。 コンラッド/蕗沢忠枝訳『ロード・ジム(下)』より引用
  • それにいちいち家具の値段を教えてくれるのだが、ジュリアンはそこに何か賎しい、盗んだ金の匂いのするものを感じた。 スタンダール/大久保和郎訳『赤と黒(上)』より引用
  • いやそれどころか、野菜を作る百姓たちの賎しい目が貴族の邸内を汚さぬようにと、鉄柵には高さ六フィートの所まで、板がうちつけられていたのである。 アレクサンドル・デュマ/泉田武二訳『モンテ・クリスト伯(3)』より引用
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