費す

全て 動詞
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  • 研究室において費される時間が彼にとって最も充実した時間であったのだ。 森村誠一『分水嶺』より引用
  • 折々老人などがせがれの教育のために何千円ついやしたというを聞くことがある。 新渡戸稲造『自警録』より引用
  • 座席についた者は短くて一時間、長ければほとんど一日をそこで費した。 光瀬龍『復讐の道標』より引用
  • 今日は一方に一人前の料理に百金を費す暴富階級が存在しているのです。 与謝野晶子『婦人指導者への抗議』より引用
  • かくの如くにして半日で終らすべき仕事もわざわざ一日を費すのである。 相馬愛蔵『私の小売商道』より引用
  • それ以外の時間は、すべてグラスの底をながめることについやしていたのだ。 中島らも『今夜、すべてのバーで』より引用
  • 彼が持っている、僅かばかりの金の全部が彼自身の生活のために費された。 ロレンス/吉田健一訳『息子と恋人 上巻』より引用
  • だから黒人たちはしばしば数日を費してこの困難な捜索をするのである。 ヴェルヌ/大久保和郎訳『グラント船長の子供たち(中) 地の果ての燈台』より引用
  • つまり彼女は三四年間を費してやっとひとつのパズルを解いたのである。 加藤秀俊『一年諸事雑記帳(下) 7月~12月』より引用
  • そして彼は由子のもとに多くの時間を費さず、いとまを告げて外へでた。 坂口安吾『吹雪物語』より引用
  • 家庭の建立こんりゅうに費す労力と精力とを自分は他に用うべきではなかったのか。 有島武郎『小さき者へ』より引用
  • 確実に事務処理を行うということに精力を費しているように思われた。 山口瞳『江分利満氏の華麗な生活』より引用
  • どのひとたちも、みんな殆ど十年の歳月を、文学の道に費して来ている。 宮本百合子『婦人と文学』より引用
  • 彼の全九巻の戦争史は、三十年間の研究と分析を費して書かれたものだった。 エリスン『世界の中心で愛を叫んだけもの』より引用
  • 師匠らはそれを待っているために、むなしく時を費しているのであろう。 岡本綺堂『半七捕物帳』より引用
  • 私達は二時間余りを費して漸くその三分の一すら辿ることが出来なかった。 木暮理太郎『黒部川奥の山旅』より引用
  • 中国文学研究会十年の経営は、この自覚を得んがために費されたのである。 竹内好『近代の超克』より引用
  • 児子家の権式を見せるために少くとも八百円余分の金が費されたのだ。 織田作之助『俗臭』より引用
  • 彼が費した青春時代という時間の中から果実は生みだされたのだろうか。 山際淳司『スローカーブを、もう一球』より引用
  • さつきの下降の時は一分四十秒を費し、今度の上昇は恰度一分であつた。 牧野信一『日本橋』より引用
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