謹んで

全て 副詞
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  • そうして片手を椅子にかけたまま、謹んで私の返事を待っているらしい。 夢野久作『暗黒公使』より引用
  • そうして黄金の甲冑かっちゅうで体をよろった宗介様を一同謹んで拝するのであった。 国枝史郎『八ヶ嶽の魔神』より引用
  • こんな場合、喜びを押し隠して謹んでお受けしますと言うのが普通だ。 茅田砂胡『デルフィニア戦記 第05巻 「異郷の煌姫」』より引用
  • なぜなれば、彼等がわたしの前で謹んでゐてくれる事をわたくしはよく知つてゐる。 長谷川時雨『裸女の画』より引用
  • 家人も梅津先生から習い立ての謡というと謹んで聞いたものだという。 夢野久作『梅津只円翁伝』より引用
  • 武骨な豪傑肌ごうけつはだの叔父さえも、つつしんでしている中で自分だけわざとそういうことをした。 志賀直哉『城の崎にて・小僧の神様』より引用
  • 藩主もこの木崎原を聞く時には端坐して、両手を膝の上へ置いて謹んで聞くのだそうです。 中里介山『大菩薩峠』より引用
  • 公卿たちは意外な感にうたれたが、みことばである、謹んでひきさがった。 吉川英治『私本太平記』より引用
  • 謹んでお受けすると列を離れ、ツツーと設けの座に進んだ。 国枝史郎『八ヶ嶽の魔神』より引用
  • 慶喜は謹んで受けながらも配下の気持ちが落ち着くまでは不可能と返答した。
  • 水軍の総大将毛〓、于禁のふたりが、曹操の前へ来て、謹んで告げた。 吉川英治『三国志(五)』より引用
  • 謹んで承たまわるに、帯は蜻蛉に結んでそしてその輪の方を左に向けるのだとのこと。 堺利彦『獄中生活』より引用
  • 彼は私の皿にハムを一片とってくれ、私は謹んで食べた。 チェーホフ・アントン『妻』より引用
  • 私はただ少年時における私の心持を想起し、それを記して、謹んで先生を祝福する。 斎藤茂吉『呉秀三先生』より引用
  • いつも翁に何か言われると、謹んで承るという風になっている少女らに、直接に言うことはもちろん出来ない。 森鴎外『安井夫人』より引用
  • 謹んで答えたが、使者が帰ったあとで、〓徳は非常に笑った。 吉川英治『三国志(七)』より引用
  • 四十八歳となった光國は詩を作り、謹んで朝廷に献上した。 冲方丁『光圀伝』より引用
  • 聞くより三蔵は叩頭して恩を謝し、謹んで命に従うことをお答えした。 呉承恩/檀一雄訳『西遊記(下)』より引用
  • 腰を落して、謹んで草子をみかどに差し出す身体の線が何ともいえない。 松本清張『絢爛たる流離』より引用
  • おれは、この両方をなしとげたやつなら、どんな男の言うことでも、謹んで従おう。 ハインライン『宇宙の戦士』より引用
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