説きあるい
全て
動詞
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ところが、この鉄淵は、先師鉄眼の遺業である開版大蔵経の恒久的な保存法を朝廷や幕府の援護にも、仰ぐため、京都にゆき、次いで江戸表に出て、要路の人々を説きあるいていた。そして、老中、若年寄などを歴訪しているうち、寺社奉行の本多伊予守から、という噂を聞いた。
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祭文は、中世後期から近世初期にかけて、遊芸僧や山伏によって俗化され、特に、近世初期に三味線を伴奏楽器に加えて歌謡化し、下級芸能者の零落も著しくなっていっそう芸能化が進んだ。山伏や願人坊主がみずからの奉ずる神の本地や縁起、神仏の霊験を説きあるいて祭文を唱え、また、唱導の伝統を引き継いだ宗教色の強い「唱導祭文」をもって諸国を放浪する一方、アドリブで卑猥なことばや駄洒落といった諧謔味を多く入れた「もじり祭文」や「若気祭文」も広く大衆の人気を集めた。また、他の芸能同様、祭文においても数え歌がつくられるようになった。
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