誠に気楽

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  • この船の客は往路と違って移民集団はないので、誠に気楽だった。 石川達三『心に残る人々』より引用
  • その川は非常な急流で氷がたくさんに流れて居りますけれども、私は騾馬らばに乗って誠に気楽に向うへ渡りそれから山間やまあいの原を進んで参りましたがこの辺の山には樹もない。 河口慧海『チベット旅行記』より引用
  • そこへ行くと、日本の見物は実に寛大で、役者は誠に気楽だが、そのために舞台がだらけきつてゐる。 岸田国士『焼き林檎を投げる』より引用
  • その河は非常な急流で氷が沢山に流れておりますけれども、私はラバに乗って誠に気楽に向うへ渡り、ソレから山間やまあいの原を進んでまいりましたが、この辺の山には樹もない。 河口慧海『チベット旅行記(上)』より引用
  • それに来てみると、シャムという国が誠に気楽な処で、その暢気のんきさが気に入ったものか、すっかり腰を落ちつけているのだと、夫はその身分を羨ましそうに云うのでした。 大倉燁子『消えた霊媒女』より引用
  • 話はそれからそれと移つて、快生が今まで居た下総しもうさのお寺は六畳一間の庵室で岡の高みにある、眺望ちょうぼうは極めて善し、泥棒の這入る気遣はなし、それで檀家だんかは十二軒、誠に気楽な処であつたなどといふ話にやや涼しくなるやうな心持もした。 正岡子規『病牀六尺』より引用