誠によく

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  • 夏は又緑の房が誠によく何にしても大様で柳は誠にいいと思う。 岸田劉生『新古細句銀座通』より引用
  • これは、テレビに出ていてよかったということになって、精神衛生上、誠によくない。 永六輔『役者その世界』より引用
  • 西に富士ヶ根東に筑波つくばの一語は誠によく武蔵野の風景をいい尽したものである。 永井荷風『日和下駄』より引用
  • 初太郎はその父とは打つて變つた靜かな順良な少年で、學問も誠によく出來た。 若山牧水『古い村』より引用
  • これは砂の上にこぼれたごく少量の赤土から霜柱が生えたという偶然にあった現象を捕えて、よくその重要性を生かした結果出来た実験の由であるが、その点も誠によく研究の方法に徹したやり方であると思う。 中谷宇吉郎『「霜柱の研究」について』より引用
  • そうしてどうした訳か、その上衣の上から第一番目の鈕は金剛石ダイヤモンドと違って一輪の大きな白薔薇を付けていましたが、それが又誠によく似合って、まぶしい位凜々りりしく華やかに見えました。 夢野久作『白髪小僧』より引用
  • 白餅というのは誠によく当っている。 柳田国男『木綿以前の事』より引用
  • 誠によく茂つた森である。 若山牧水『鳳来寺紀行』より引用
  • それは、誠によくない思出だった。 長谷川時雨『モルガンお雪』より引用
  • この本質は固定的ではなく、おくのほそ道で得た「不易流行」の通り不易=「誠によく立ちたる姿」と流行=「誠の変化を知」という2つの概念があり、これらを統括した観念を「誠」と定めている。
  • もとチベット人は、外国人に対しては誠によく取り扱う性質の者でありましたけれども、シナ政府の政略によって「お前の国へ外人を入れると、仏法を滅されてヤソ教を広められるから、用心しなくちゃアならん、必ず堅く閉じなくちゃアならん」と持ちかけました。 河口慧海『チベット旅行記(下)』より引用
  • 誠によく似た、語の出来ぐあひである。 折口信夫『折口といふ名字』より引用
  • 陳寿は「陳泰は広く世を救い、極めて慎ましく潔い人柄であり、誠によく父業を受け継いだ」と賞賛している。