誠に

全て 副詞
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  • 彼の日の彼の時に彼が去ったと云う事は互のために誠によい事であった。 宮本百合子『追憶』より引用
  • 皮仕事をする人間が屠所としょへ行って買って来るのですがその皮は誠に柔い。 河口慧海『チベット旅行記』より引用
  • 今日の事は危ないと思って心配して居りましたが誠にうまく行きました。 河口慧海『チベット旅行記』より引用
  • それはそれで、御本人にとっては誠に筋の通ったものであったのであろう。 石川達三『心に残る人々』より引用
  • なるほど短い髪のほうがよく似合う、と誠に思わせるような笑顔だった。 東野圭吾『白夜行』より引用
  • 孔明一人は太陽の如く輝いて居るが、その以外の人物は誠に寥々である。 桑原隲蔵『支那史上の偉人(孔子と孔明)』より引用
  • しかし純子は不満を語りながらも、半分は誠に相談しているつもりだった。 藤堂志津子『恋人たちの憂鬱』より引用
  • 誠に滋味の豊かな歌で、くり返して味わうほど味が出てくるように思う。 和辻哲郎『歌集『涌井』を読む』より引用
  • お前も店にいてそういう事を聞いているだろうに、私に隠していられては誠に困る。 今村信雄編『古典落語(上)』より引用
  • で、今朝方の新聞であの老人夫婦が殺されたと知つて誠に驚いとる譯です。 南部修太郎『死の接吻』より引用
  • これは誠に困った質問で、ちょっとやそっとではわかってもらえない。 佐々淳行『連合赤軍「あさま山荘」事件』より引用
  • これは誠に、この辺一帯の文化開発の悠遠さを物語る一つの証左である。 金達寿『日本の中の朝鮮文化 07』より引用
  • ところで、あなたたちが桃の花の季節に来られなかったのは、誠に残念だ。 原登『村 の 名 前』より引用
  • これは私のような居職の人間には誠に好都合なことだと思っていた。 向田邦子『無名仮名人名簿』より引用
  • これが柳の並木に照りそって、二昔前の銀座は誠に面白い風情ふぜいがあった。 岸田劉生『新古細句銀座通』より引用
  • それは存在を考えるべき使命を持つ思惟としては誠に奇妙なことではないか。 戸坂潤『現代哲学講話』より引用
  • 更に大永4年の段階では既に嫡男の景誠に家督を譲っていたとみられている。
  • 之等の記述はフロイトが見た精神の規定と誠に能く合致するだろう。 戸坂潤『イデオロギー概論』より引用
  • それが小学校に於て児童の事に関して存在するを見るのは誠に忌まわしいものだ。 小川未明『人間性の深奥に立って』より引用
  • いや御安心と申しますと、片岡様でも誠に早お気の毒でございました。 徳冨蘆花『小説 不如帰 』より引用
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