訴える

全て 動詞
5,585 の用例 (0.01 秒)
  • しかしいくらかは何事かを訴えるだけの力は含まれていないこともない。 富ノ沢麟太郎『あめんちあ』より引用
  • そしてこの二つの目的から、私はほんとうの手段に訴えることにします。 佐藤正彰訳『千一夜物語 03』より引用
  • しかも母が帰って来ると父は、母にこういって私のことを訴えるのだった。 金子ふみ子『父』より引用
  • その訴えるような切ない瞳は、口ではとても言えないことを伝えている。 オルコット/恩地三保子訳『若草物語』より引用
  • 誰かに愛してと訴えるものなんだって、あのひとは教えてくれたんだ。 奈須きのこ『空の境界 (上)』より引用
  • 彼女は俊助の胸にすがりつくようにしてため息とともに訴えるのだった。 横溝正史『悪魔の設計図』より引用
  • 堀田らしい、最期まで自分は己を犠牲にしているのだと訴える歌だった。 冲方丁『光圀伝』より引用
  • その家の主人とせがれと孫との三人も、その事情を訴えるために付いて行った。 岡本綺堂『中国怪奇小説集』より引用
  • 確かにそれは、人間の、いや男という存在の根源に訴えるものであった。 橋本紡『半分の月がのぼる空 第07巻』より引用
  • 自分が侮蔑し、価値を感じないものに、あなたは自分の苦痛を訴えるか? 宮本百合子『火のついた踵』より引用
  • ただし、このままでは証拠しょうこ不足だから、反対派をうったえるのは延期します。 岩本隆雄『イーシャの舟』より引用
  • それはなにか一匹の悲しんでいる生き物の表情で、彼に訴えるのだった。 梶井基次郎『ある心の風景』より引用
  • 反射的に彼らに訴えるものはまず自己を防衛せよという声であるにちがいない。 石田英一郎『日本文化論』より引用
  • そのとき、熱のある訴えるような声が、彼女をその場に立ちすくませた。 ケッセル/堀口大學訳『昼顔』より引用
  • ふたりは不安げに元を見ていたが、やがて老人が訴えるように言いはじめた。 パール・バック/大久保康雄訳『大地(3部)』より引用
  • これは視覚に訴えるにしても、文章の力であり文章の世界なのである。 坂口安吾『安吾巷談』より引用
  • 警官がきた時、なぜあの男は訴えることをせずに逃げ出してしまったのか。 ユゴー・ヴィクトル『レ・ミゼラブル』より引用
  • しかし、これもやっぱり文学として、誰の心にも訴える力を欠いている。 宮本百合子『選評』より引用
  • 相手に訴えるというより、苦しみが吐息のようにもれ出す感じであった。 山田風太郎『エドの舞踏会 山田風太郎明治小説全集8』より引用
  • こうして絞りだした一人の人物が、彼のカンにしきりに訴えるのである。 森村誠一『腐蝕の構造』より引用
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